腰痛対策でお腹痩せ!30代女性におすすめの簡単ダイエット
更新日: 2018年11月02日
30代も後半になると、ちょっとやそっとのダイエットでは結果が出なくなりますよね。 2児の小学生の母である私も、自分の体形についてはあまり興味がなくなっていた頃でした。
たったふたつの心がけで、まさかの予期せぬお腹まわりのサイズダウンに成功したのです!
日々家事や育児に追われる女性にぜひ聞いていただきたいのでご紹介させてください。
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まず、私のいつもの生活パターンを紹介します
私は当時39歳で、保育士パートをしている主婦でした。主人とふたりの小学生の女の子と一緒に暮らす4人家族です。
私の仕事は、毎朝、小学校に登校する我が子と一緒に家を出て、近所の保育園の赤ちゃんクラスで、早番の保育をお手伝いすることでした。
クラス担任保育士の先生が全員出勤されると、私の仕事は終わりなので、11時半ごろには買い物も終えて、家に帰っているという状態でした。
保育士というと、体力を使うので、ダイエットに良さそうに聞こえるかもしれないですが、私の場合はとても短い時間でした。午前中疲れた分、自分の子どもたちが帰ってくるまでに体力を温存するべく、11時半に自宅に帰ってくると、早お昼ご飯を食べてすぐに昼寝をしてしまう、という生活だったのです。
これでは、とても痩せるはずはありませんよね。
そんなとき、ある日突然ひどい腰痛に襲われてしまったのです。
なにげなく30代後半女性の生活を送っていると?
はじめはなんだか腰が重だるくて、生理痛のような痛みだったので、腰を温めて休んでいました。ですが、数時間のうちにもう居ても立っても居られない、ひどいだるさに襲われました。
早く子どもたちが帰ってきて、私の腰の上に乗ってもらいたい!と、腰をさすりながら思いました。腰痛は患部に重みをかけてもらうと、一時だるさから解放されますよね。
結局、次の日には立ち上がるのも重痛く、寝ていてもつらい状態になりました。立ち上がろうとしたり、掃除機をかけるのも、ままならない状態です。幸い仕事が休みでしたので、ママ友に紹介してもらった整体の先生のところに行ったのです。
腕利きの整体の先生は、私の足の長さや骨の位置などを、くっくっと体を押しながら確認し、ぎっくり腰やヘルニアではなく、保育士の職業病である、いわゆる「腰痛」という診断をしました。
しかし、保育士の職業病といいますと、複数のお子さんを育てているお母さんすべての職業病ともいえるのではないでしょうか。
整体院で教えてもらったこと
整体の先生は、骨盤の位置などを調整し、私を姿勢よく座った状態にさせると「では立ってみて」と言うのですが、とても立ち上がれません。すると先生は「それでは今度は、お腹をへこませてみて。そのお腹に力を入れた状態のまま、立ち上がってごらん」と言いました。すると、不思議なことに、響くような腰の痛みを感じずに、立ち上がることができたのです。
ぎっくり腰やヘルニアなどが病理原因ではない腰痛の場合、一番気をつけることとして「腰を曲げずに、真っ直ぐな状態を保つこと」と「立ちあがる時や、重いものを持つときは、お腹を引っ込めて力を入れておいてから、行動すること」で、だいぶ痛みが軽減されるというお話でした。
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実際の生活で実践してみる「腰を真っ直ぐに保つ」
腰を曲げずに真っ直ぐな状態にするには、例えば物を拾うときなどに、かかんではだめです。膝を折って、腰を伸ばしたまましゃがみ、そのままスッと立ち上がるのです。
これは意外と、きちんと意識をしないと、普段の行動ではやらないことです。
イメージとしては、和装の時の、立ち姿勢から正座への所作に近いですね。
一度腰痛を経験した方はきっとお分かりになると思うのですが、腰が伸びている状態は一番ラクなのです。痛さから逃れるために、その姿勢を体が覚えてくれます。
実際の生活で実践してみる「お腹を引っ込める」
次の「立つときや重いものを持つときは、お腹を引っ込めること」ですが、私の場合は、保育の場面で赤ちゃんを抱く時に、とにかくお腹に力を入れて、出来るだけ腰の力を使わずにお腹の筋肉を使うようにして、赤ちゃんを支えるようにしました。腰にビーンと来ないように赤ちゃんを抱っこしたりおんぶしたりできたときは、成功です。
腰痛対策で教えてもらった心がけから分かるのは、腹筋とは、けして反復運動や、ひねりだけで鍛えるものではないということなのです。
腹筋を使って体を支えることで腰はとてもラクになる=腹筋が鍛えられている。
ということなのです。この心がけのおかげで、わたしの腰痛はほとんど気にならなくなったのです。
そしてこの心がけは、なんと、驚きのウエストサイズダウンにもつながったのです!
おどろきの嬉しいお腹痩せ!
私の身長は151cm、体重47kgで、ウエストは67cmほど。大人のゆったりしたМサイズジャージを穿いて保育をしていました。
腰痛対策としてできるだけ腰の真っ直ぐな状態をキープし、腹筋を意識した活動をすることで、たったひと月ほどで、ウエスト63cmまでサイズが落ちたのです。
大人のМサイズのジャージパンツはぶかぶかになってしまい、最終的には、娘の「子ども用サイズ150のパンツ」がゆるく穿けるようになりました。
キッズサイズは、ウエストから腰回りにかけて細身に出来ているのはご存知かと思います。まさか、自分が子ども服を着て、保育のお仕事をするようになるとは思ってもみませんでした。
もう、びっくりです!
お腹への意識以外では、とくに生活パターンをかえていないので、まさかこんなことがあるなんて、という感じです。
私の場合は、腰の痛みの恐怖があったので、一日の行動の大半が、お腹に力を入れたような形になっていましたが、これは家庭を預かる主婦であれば、だれでも共通して意識できることでもあります。
子育てや介護中の女性は、いつ、私のように突然の腰痛に襲われるか分かりません。その予防のためにも、とても効果的な意識改革なのです。
生理中の腰の重だるいときなどでも、腰に負担をかけない姿勢と腹筋の意識の持ち方は感じることができます。
また、このようなものを使ってみることをお勧めします。
産褥ニッパー、まだおうちにありますか?
出産後、骨盤の位置を戻すために、固いベルトのようなものを使った方がいると思います。本来であれば、腰骨よりやや下の位置で巻くものです。
その「産褥ニッパー」をウエストの位置に巻いて、腰が真っ直ぐになる感じを体感してみます。このような物がなければ、しっかりした素材の腹巻きでも良いと思います。
腰もラクだし、姿勢が良くなる感じが分かると思います。
その状態で、膝を使って、立ち座りの振る舞いをしてみると、腰を真っ直ぐにキープする感覚がつかめると思います。
その感覚を生活に取り入れてください
ちいさな赤ちゃんがいらっしゃるお母さんであれば、お腹に力を入れてから赤ちゃんを抱きあげる、おんぶはあまり背中を丸めないでお腹に力を入れて支える、ということをお勧めします。
もちろん、重いスーパーの袋を運ぶ時や、自転車を持ち上げるときも、お腹をへこまして力を入れておいてから、動作します。たったこれだけで、本当に、お腹痩せに確実につながるエクササイズになっているのです!
図らずもわたしは、腰痛対策のための意識改革だけで、ウエストのワンサイズ以上のサイズダウンを経験したので、これは自信を持っておすすめさせていただきます。
年齢とともに、どんどん痩せにくくなる女性の身体。子育ては、幼児期を過ぎると体力よりも精神力が必要になってきますよね。運動する時間がないけれど、忙しい。自分のやりたいエクササイズにわざわざ取り組む時間はないけれど、体がだるくなるほど、日々動いてはいる。
そんな30代以降の女性のプロポーション維持に、一番合っている意識改革のひとつが「腰真っ直ぐ・お腹ひっこめ意識」であると、思っています。
日本のごくごく一般的な主婦の代表である私の体験を、みなさんにもぜひ経験していただきたいと思います。