ルイボスティーダイエットの効能と効果を上げる方法【飲むタイミングは食前!】
更新日: 2018年11月02日
管理栄養士の小玉です。
今回はルイボスティーダイエットについて、効果や痩せるポイントを詳しくご紹介したいと思います。
ルイボスティーは、ノンカフェインということもあり妊娠中や授乳中の方にも人気かつ、健康や美容に敏感な方が注目しているお茶の一つです。そのルイボスティーですが、若返りやダイエット効果も期待できることはご存知でしょうか?
ルイボスティーを飲むことで得られる効能やダイエットへの効果、ルイボスティーダイエットで痩せるための成功のポイントを詳しくご説明していきます。
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ルイボスティーダイエットとは
ルイボスティーダイエットはその名の通り、ルイボスのお茶を飲んでダイエットをするというものです。
では、そもそもルイボスとはどのような植物なのでしょうか。
「ルイボス」は、マメ科の低木の植物です。
紅茶や緑茶などの「お茶」とは異なり、ルイボスの葉の部分を乾燥させて作られます。
このルイボスの産地は世界に一つで、南アフリカ共和国のダルバーグ山脈に囲まれたミネラルたっぷりの土壌でのみ栽培が可能とされています。
現地では昔から日常的に飲まれており「奇跡のお茶」「不老長寿のお茶」として親しまれていました。
奇跡のお茶と言われるゆえんは、やはり身体にいい成分が豊富に含まれていることにあります。
ルイボスにはビタミン・ミネラル、抗酸化作用のあるSOD(スーパーオキシドジムスターゼ)などを含み、その栄養価の高さからダイエットや若返りに効能をもたらしてくれるのです。
ルイボスティーの5つの効果
では、ルイボスティーには具体的にはどのような効果があるのでしょうか。
ルイボスティーの素晴らしい効果効能を5つご紹介いたします。
むくみ・冷えの解消
ルイボスティーは栄養価が高く亜鉛などのミネラルが多く含まれています。
ミネラルは、血行を促進するため、冷え性の改善に効果があります。
また、ミネラルの作用でリンパの流れもスムーズになるので、老廃物や水分を排出するデトックス効果もありむくみの解消も期待できます。
アンチエイジング・美肌
ルイボスティーには「SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)」という抗酸化成分が豊富に含まれています。
このSODが活性酵素を除去し、体の免疫力を高めて細胞の新陳代謝の促進するため、アンチエイジングに効果があり、若々しい美肌も期待できます。
そしてルイボスにはビタミン・ミネラルも含まれているので、美肌作りの成分も摂取できます。
妊活
妊娠を望んでいる方にも効果が期待できると言われています。
ルイボスティーに含まれるSODは、活性酵素を除去するはたらきがあるので、卵子の老化防止に良いはたらきをもたらします。
また、ルイボスティーに含まれる亜鉛には、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌促進の効能もあります。
エストロゲンが増えることで子宮内膜が厚くなるので、受精卵を迎え入れやすくなり、妊活に期待ができます。
また、ノンカフェインですので妊活中の方も安心して飲めます。
腸内環境の改善
ルイボスティーに含まれるSODは、身体の毒素を排出するデトックス効果があり、老廃物を溜め込むことなく胃や腸の働きを良好に保つことができます。
腸の動きがよくなることで、蠕動運動も活発になるので便通も改善されます。
また、ルイボスティーに含まれるマグネシウムは便秘薬に処方されるほど整腸作用がある成分ですので、腸内環境の改善も期待できます。
安眠効果
ノンカフェインですので、安眠効果も期待できます。
みなさんは睡眠不足の時にこってりした味の濃いものを欲する時はありませんか?
これは、睡眠時間が短いと空腹ホルモンの「グレリン」が増えてしまうことが関係します。
8時間睡眠の人が睡眠を5時間に制限されると、満腹ホルモンの「レプチン」が16%少なくなり「グレリン」が15%も増えてしまいます。
つまり、ぐっすり眠ることでこの「レプチン」と「グレリン」のバランスが整い、食欲が抑えられるのです。
また、深い眠りを得たことで日中も眠くならずに活動的に動けるので、カロリーを消費する運動も積極的にでき一石二鳥ですね。
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ルイボスティーダイエットの方法
では、ルイボスティーダイエットの方法をご紹介します。
方法は簡単で「食前に飲むこと」と「プチ置き換え」を行うだけです。
食前にルイボスティーを飲む
毎食、食事の前にルイボスティーを飲みましょう。
理由は、食前に水分をとることで満腹感を得ることができ、どか食い・早食いや食べ過ぎを防ぐことができます。
そしてその水分が栄養価の高いルイボスティーであれば、普通の水やお茶には含まれない「SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)」や各種ビタミン・ミネラルを摂取することができるので、上述したように腸内環境の改善やアンチエイジングなどが期待できます。
間食をルイボスティーに置き換える
ケーキやクッキーが食べたくなったら、おやつの代わりにルイボスティーを飲みましょう。
もちろん「ルイボスティーだけでは物足らない…」という方は、アレンジして飲むのをおすすめします。
アレンジ方法としての具体例は、まず一つは「味付けをかえて飲む」ということです。
ホットのルイボスティーにすりおろした生姜と蜂蜜を少し入れて「ルイボス蜂蜜ジンジャー」にすれば、生姜のポカポカ効果とはちみつの美容効果もプラスされるので、味の変化だけでなくダイエットにもより効果的です。
そしてもう一つは「形状をかえて摂取する」です。
ルイボスティーにゼラチンを溶かしてゼリーにすると、ゼラチンの美肌効果もプラスされますしデザート感覚で食べられるので、おやつを我慢するというストレスも少なくなります。
間食に置き換えるだけで、かなりのカロリーオフになり、よりダイエット効果が期待できますのでぜひ試して見てくださいね。
ルイボスティーダイエットを成功させるポイント
では、上記で紹介した簡単にできるルイボスティーダイエットですが、効果的に摂取できるよう気をつけるべきポイントを3つご紹介します。
商品のクオリティ
お茶は洗うことができないので、出来るだけ安全なものを取り入れたいですよね。
ルイボスティーも、できるだけ品質の良いものを使用しましょう。
具体的には、有機栽培のオーガニック茶葉を選びましょう。
産地がわかるなど情報開示に積極的な商品を選ぶことも重要です。
煮出す時間
お茶の濃さも重要になってきます。
茶葉10g前後を1リットルの水で、約20分煮出しましょう。
こうすることでとても濃いルイボスティーが出来ます。
濃くはなりますが、味はそこまで変わらないのでご安心ください。
冷やして飲む方はティーバッグも取り出さずそのまま入れておきましょう。
より成分が溶け出すので効果が上がります。
1日に飲む量
1日のルイボスティーの摂取目安量は約1リットル。
それ以上飲んで水分の取りすぎでお腹を壊してはいけないので、1日の水分の半分程度をルイボスティーにするイメージで取り入れてください。
そして、一気に飲むのではなく、1日の中で数回に分けて飲んでください。
成分を少しずつ取り入れることでで日々代謝される「SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)」の効果の持続性が期待できます。
ルイボスティーダイエットの注意点
ルイボスティーは、基本的に副作用の心配はありません。
ノンカフェインで妊娠中も飲めるお茶でもあるので、安心して大丈夫かと思います。
ただし、ルイボスティーダイエットに関しては下記の二点を注意しましょう。
残留農薬
どのような栽培方法であるかが重要です。
残留農薬が多くなると、それが原因で副作用が出てしまう場合もあります。
なるべく有機栽培の商品を選ぶなど、信頼できる商品を選びましょう。
過剰摂取
健康に良いからといって飲みすぎには注意しましょう。
ルイボスティーに含まれるタンニンは摂りすぎると便秘の原因になりますし、逆に水分を多く摂りすぎることでお腹がゆるくなる可能性もあります。
何事も摂りすぎには注意が必要です。
まとめ
ノンカフェインで副作用もなく、栄養価も高いルイボスティー。
ルイボスティーはSODやビタミン・ミネラルが豊富でダイエットに効果的ではありますが、過信しないように注意してください。
カロリーの過剰摂取をしない、バランスの良い食事、遅い時間に食事をしない、適度な運動をする、と言ったことを大前提とした上でダイエットを行うことが大切です。
特に、ヨガやストレッチなどの運動をする時は、デトックス効果の高いルイボスティーを飲むことがおすすめです。
ヨガで血行促進されるので基礎代謝も上がり、汗で失いがちなミネラルの補給もできるのでダイエット効果が期待できます。
また、ダイエットと気負いするとどうしてもストレスがたまり、ストレスがたまることで基礎代謝が低下してしまいます。
ですのでぜひ、無理のない程度で楽しくダイエットライフを過ごしてください。