リセットダイエットの効果と正しい食事内容【経験者が成功した方法を紹介】
更新日: 2018年11月02日

リセットダイエットの食事内容とダイエット成功の秘訣を公開!
夏到来!暑さが増していくにつれて着るものもどんどんと薄くなってくる季節がやってきました。そうなると気になってくるのが、ボディライン。世の女性にとってはいつの時代も目の前にたちはだかる大きな問題です。
その問題を解決に導くために、世間にはいろんなダイエット方法が溢れています。今回はその中から、私が体験したリセットダイエットについてお話させていただきます。
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リセットダイエットとは?
リセットダイエットは、2003年にビューティーセラピスト兼食育栄養士の篠塚蘭美以(しのづか らびい)さんが提唱した食事制限系ダイエットです。
書籍にもなり、人気漫画家の安野モヨコさんも実践記録を漫画にしたことで話題となりました。
短期間でキレイに痩せる!と評判になる一方で、途中体調を崩したりリバウンドを起こしたりというマイナスな話題もちらほら聞かれるダイエット方法という印象ですが、その方法をくわしく見ていきましょう。
食事制限というよりも「食材制限」
簡単に言いますと、リセットダイエット中は食べてOKな食材とNGな食材がはっきりわかれます。
そのため、食事制限と言うよりは食材制限ダイエットという表現が相応しいです。
食べていい食材を1回の食事で好きなだけ食べるという方法なので、食事制限にありがちな空腹感は比較的抑えられます。
7日間のメニューの基本形は以下の通りです。
- 朝:グレープフルーツ半分+好きな飲み物(ノンシュガーノンカロリーに限ります)
- 昼:肉か魚+野菜好きなだけ
- 夜:昼と同じ。
そしてこの7日間のあいだの2日、必ず取り入れるランチメニューがあります。
- ゆで卵2つ+野菜好きなだけ
- カットフルーツ+プレーンヨーグルト(好きなだけ食べてOK)
このメニューを組み合わせて、7日間の食材制限を乗り切っていきます。
リセットダイエット期間中のOK食材、NG食材
まずは食事OK食材からご紹介します。
- 野菜(ほぼOK)
- 肉(脂身はNG)
- 魚(脂の乗ったものは1~2切れに抑える)
- きのこ類
- こんにゃく
- 海藻類
- 魚介類(ただし週2回まで)
続いてNG食材です。
- 穀物類
- 脂身の多い肉
- 加工肉食品
- スイーツ系全般
- ナッツ類
- 芋類(でんぷん質の多いものは野菜でもNG)
- 乳製品全般(乳脂肪が含まれているため)
提唱当初は豆腐や納豆といった大豆食品もNGでしたが、2015年発売の新リセットダイエットではOK食材に昇格しました。
リセットダイエットのそのほかのルール
リセットダイエットのルールは他にもあります。
- 調味料でも糖質や油分のあるものはNG。
- おかわりはダメ。1回に好きなだけよそうようにする。
- 煮物や鍋物はスープや出汁を入れないようにする。
- 飲み物はノンカロリーノンシュガーで。お酒はもちろん、カロリーオフの飲み物や0キロカロリーと言われる飲み物もダメ。
食材の決まりやそのほかのルールをきっちりと守り、7日間厳密にやりきる。それがリセットダイエットの極意です。
7日間だけ!と覚悟を決めよう
これまであげただけでも、かなり食材の制限が細かいことがおわかりいただけたかと思います。
ですが、これを何ヶ月も続けるのではなくて、「7日間だけ!」と期間を決めて行うので、この7日だけはいろんな誘惑に負けないように取り組むことが大切です。
7日も我慢?と考えるよりも、7日だけ我慢!と考えて取り組む方の方が成功率も高いです。
実際にリセットダイエットを7日間やってみた
というわけで、私も実際にこのリセットダイエットに挑戦してみました。
7日間に起こったドラマの数々を、ご覧下さい。
最初はどうしても空腹感が強い
朝ごはんを食べないことの方が多い私ですが、いざグレープフルーツ半分だけの朝食を取り始めるとお昼までかなりお腹がすいてきていました。
そんな時は飲み物でどうにか胃を落ち着けます。家にいる時は甘い香りのする飲み物を用意して、スイーツを食べた気になって一日頑張ろうと乗り切っていました。
そうなるともうお昼が楽しみで楽しみで、1回に取る量がメガ盛り級になっていたのが懐かしいです。
慣れてくると少し体が重いような
お昼と夜を野菜ドカ食いで凌いでいた私でしたが、2日目くらいから少し体がきついなと感じるようになりました。頭の回転が鈍った感じとでも言いましょうか。
糖質を完全カットした弊害だったのかもしれません。
そのため、2回のスペシャルランチメニュー・カットフルーツ&プレーンヨーグルトをここで投入し、どうにか乗り切りました。
7日間のうちに唯一撮れる甘み。幸せでした。
こんにゃく・キノコ・海藻で空腹感を解消
OK食材は数多くある方ですが、それでもNG食材も同じくらい存在するため、どうしても空腹感はいなめません。
そんなときにやくに立ったのがこんにゃくにキノコ、海藻類といったミネラル豊富なおなじみ食材でした。
特にキノコはいろんな料理のカサ増しができるのにローカロリーという優れ食材ですので、いろんな料理をボリュームアップさせてくれ、空腹感に打ち勝つことが出来ました。
油分をカットしているため実は便秘になりがちでしたが、こんにゃくと海藻、きのこのおかげでこれもクリア。本当にリセットダイエット中にはありがたい食材です。
甘いもの欲求は、甘い香りで乗り切る
糖質を完全シャットアウトさせるリセットダイエットは、正直甘いもの大好きな私にとって最初はやはりハードルが高かったです。
ダメと言われれば欲しくなるのが人間ですから。
そんな私がそのハードルを超えるために頼ったのがフレーバーティーでした。
人間の脳の神秘でしょうか、甘いものを実際口に入れなくても甘い香りを嗅覚で感じることによって「あースイーツ食べたー」と錯覚でも起こすのか、甘いもの欲しい欲求がぴたりと止まったのです。
この騙しをフレーバーティーで最大限に活用し、糖分制限という高いハードルを超えることが出来ました。
特におすすめはキャラメルティーやマンゴーティーです。
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実践した結果!体重の変化だけじゃなかった
7日間のうちに悲喜こもごもありつつやりきったリセットダイエットでしたが、153cm62キロ→153cm59キロへの減量に成功しました!
しかし、このあと解禁されたからと言って3大NG食材・栄養素を一気に取ってしまってはリバウンドまっしぐらです。
そのため、スープやお粥などを駆使しながらゆっくりゆっくり体を慣らして行く必要があります。
薄味に慣れた
もともと人より薄味の自覚はあった私ですが、リセットダイエット後にスーパーの惣菜コーナーにある野菜の煮物を食べた時、いつも以上に味が濃く感じました。
油分が少なくても満足できるようになった
その後、友人とパスタを食べに行った際にも変化がありました。
今までなら普通に食べることが出来たあっさり系パスタでしたが、使われている油分が多いと感じました。これは今までになかったことでした。
まとめ
リセットダイエットを行ったことにより、体重の変化はもちろんですが、最低限の調味料で満足出来る舌になったというのが私にとっては大きな収穫でした。
それにより、外食はもちろん自分で作る時でもついついいろいろな調味料に頼ってしまっていたこともわかりました。
私たち現代人の食事には本当にいろんな味があって、どれも魅力的です。しかし、それによって気づかないうちに栄養を摂りすぎていることも事実です。
リセットダイエットは味覚をリセットさせることにより、現代社会における栄養摂取過多状態から体を覚まさせる効果があるのだと実感しました。
美容のためのダイエットですが、食育の観点から健康のために提唱されたのがこのリセットダイエットです。
体重を落とすだけでなく、余分な栄養をカットすることで体本来のもつ健康力と、食材がもともと持っている栄養素を引き出してくれたように感じた7日間でした。
ルールはとても厳密で、7日間の中で挫けそうな瞬間もありますが、工夫をしながら楽しくチャレンジしてもらいたいと思います。