ポトフダイエットは太る?逆効果にならないための食材の選び方
更新日: 2018年11月03日
アツアツ、ホクホク、心も体も満たされて美味しい「ポトフ」。
そんなポトフがダイエットにつながることをご存知ですか?
今回は、体の中からキレイになれる!ポトフダイエットの魅力についてお伝えしていきます。
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ポトフってなに?
ポトフとは、フランスの伝統的な家庭料理です。pot-au-feuと書くのですが、potはお鍋、auはand、feuは火を意味することから、「火にかけたお鍋」という意味になります。
伝統的には、メインのお肉と、乱切りをしたニンジン、タマネギ、カブといった野菜類を使い、これらをじっくり優しく煮込んで作ります。
簡単に作れて野菜が沢山食べられること、圧力鍋の普及などに伴って、日本でもよく作られるようになってきていますよね。
ポトフダイエットとは?なぜ痩せるの?
ポトフダイエットとは、その名のとおり、1日の食事のうち少なくとも1回ポトフを取り入れることによってダイエットをするというものです。
ポトフは、一回の食事でいろいろな野菜を摂ることができます。
野菜には、体をしっかり作ったり、体のバランスを整えたりするために必要な、様々な栄養素が含まれています。
たとえば、ポトフによく用いられるタマネギについてみていきましょう。
まず、タマネギには「硫化アリル」という成分が含まれています。この成分は、血液をサラサラにする効果を有しています。
実は、タマネギを包丁で切っている際に涙がでるのは、この成分に由来しています。
そして、血液をサラサラにすることによって体内の血のめぐりを良くし、代謝を良くする効果があるのです。
代謝が良くなればエネルギーやカロリー消費効率がよくなりますから、ダイエット中には絶対取り入れたいキーアイテムなのです。
さらに、なんと疲労回復や精神安定にも効果があるのです。忙しい現代人にはピッタリな野菜ですよね。
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気を付けよう!ポトフダイエットが逆効果とならないために
一度にたくさんの野菜を採ることができるうえ、温かいスープによってお腹も心も満たされるポトフ。
しかし、お野菜だけではちょっと物足りない、お肉も食べたい!という方は多いのではないでしょうか。
けれども、ここでしっかりお肉選びをしなければ、逆効果となってしまうのです。
まず、ポトフの具材としてのイメージが強いソーセージなどの加工肉ですが、これはなるべく避けましょう。
というのも、ソーセージも肉製品ですので、たんぱく質を供給するものですから、体には必要なものです。したがって、摂取すること自体が悪いというわけでは全くありません。
しかし、ソーセージなどの加工食品には、飽和脂肪酸が多く含まれています。
飽和脂肪酸とは、エネルギー源や体を作る原料になるというプラスの効果を有する一方、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを増やすことにもつながります。
したがって、飽和脂肪酸を含む食品を摂りすぎると、コレステロール値が高くなります。そして、コレステロールのカスが血管に溜まることによって血液の通り道が極度に狭くなり、動脈が硬くなってしまうのです。
そしてこの動脈硬化が進むと、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす原因ともなるのです。
このことから、摂りすぎには十分に気を付けましょう。
もっとも、体のエネルギーを作るためには、たんぱく質の摂取が必要です。
そこでおススメしたいのが、「鶏のササミ」を使ったポトフです。
鶏のササミは満腹感が得られ、かつ高たんぱくなのですが、とても低カロリーです。そのため、エネルギー摂取効率のよい食材なのです。
また、脂肪が少ないこともダイエットに嬉しいポイントです。
ササミだけではパサパサして少し食べにくいという方も、ポトフならばササミと一緒に煮込んでしまうため大丈夫です。
スープの旨味がササミにしみこんで、絶妙なおいしさですよ。
ポトフで便秘解消!
ポトフのダイエット効果はそれだけではありません。
ポトフに食物繊維のある野菜を入れることによって、便秘解消効果が期待できるのです。
そもそも食物繊維には、腸にある有害物質やコレステロールの排出を助けたり、便通を良くしたりするといった働きがあります。
したがって、日々の生活の中で食物繊維が足りないと、便秘になったりぽっこりお腹になったりしてしまいます。また、不要な体重増加の原因ともなります。
食物繊維を含む食べ物は、穀類やイモ、こんにゃく、かぼちゃなどです。
これらをポトフに取り入れることによって排便を促し、キレイな腸内環境を保つことができるのです。
私が実際にポトフダイエットを行ってみて、食物繊維を含む野菜でおすすめなのは、イモと、そして意外にも「かぼちゃ」でした。
イモは、その甘味がポトフに溶け出し、スープをも美味しくしてくれました。
そして想像以上にポトフにマッチする食材が、かぼちゃでした。
かぼちゃのポトフは、まろやかで優しいお味になります。
ポトフは毎日食べると飽きてしまうときもあるので、そのときはカボチャを少しマッシュしてポトフに入れていました。
こちらも甘味があっておいしかったです。
そして、どちらも満腹感を得られるので、お腹持ちもよく、結果間食をしなかったり、ご飯などの糖質の過剰摂取も控えられたりしたので、ダイエットには効果的でした。
参考サイト
ポトフの美味しいレシピ
では、ここではポトフダイエットに効果的な簡単レシピをご紹介したいと思います。
まず、お好みの野菜を用意しましょう。野菜も高かったりするので、その日手に入るものでかまいません。
もっとも、冷蔵庫の余り野菜で作れるので、私は賞味期限が迫ってきた野菜を適当に選んで使っていました。
ただし、ポトフは低カロリーな分お腹持ちがやや悪いので、上記したようにイモやかぼちゃなど、お腹持ちのする食材を一緒に取り入れることがおススメです。
次に、ササミを食べやすい大きさにカットします。これは本当に人それぞれですが、私は「肉を食べた!」という満足感が欲しかったのと、満腹感を得るために咀嚼回数を増やしたかったことから、若干大き目にちぎっていました。
ササミがちぎれたら、水をいれたお鍋にコンソメを入れ、鶏肉と野菜を入れて点火します。水が沸騰したら、弱火から中日でふつふつと煮込みましょう。
ササミの旨味はスープの旨味となるので、先にササミを煮込むことがおすすめです。
また、キャベツなどの崩れやすくさっとゆでればよい野菜は、じゃがいもやササミをゆでたあと、完成の直前に入れるようにするのがベターです。
じっくり煮込めたら、なんとこれで完成です。
たった3ステップでとても簡単なお料理ですし、多めにつくって作り置きもできますので、次の日の朝も食べたり、また家族の分も作ることができたりするため、調理の負担もかかりません。
実際に1ヶ月半ポトフダイエットをやってみた結果
私は、2017年の1月ころから、正月太りをなんとかすべく、ポトフダイエットを始めました。
やり方としては、飯のメインと朝ごはんをポトフにしただけです。夕飯にポトフを作って食べ、その残りを朝ごはんにする、というサイクルです。
そして気になる結果ですが、なんと、初めて1ヶ月半で、ウエストマイナス0.5cmに成功しました!この結果には自分自身でも驚きました。
このような嬉しい結果がでた理由として、まず食後のデザートを食べなくなったことが大きいと考えています。
というのも、ポトフはあったかく、しかも汁物を飲むので、想像以上にお腹に溜まります。このことから「満腹感」を強く感じることができ、デザートを食べなくとも食事を終わらせることができました。
また、ジャガイモなどお腹にたまる根菜を使用したこと、わざと大き目にカットして咀嚼回数を多くし、脳に「食事している」という指令を与えていたことも、食事に対する満足感を得ることにつながりました。
健康的に野菜もお肉も摂取できるうえ、体にもやさしい「ポトフ」。
みなさんも、ポトフダイエットで健康的に、体の中から美しくなりましょう!