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肥満遺伝子とは?検査方法やタイプ(リンゴ・洋ナシ・バナナ型)別のダイエット方法

更新日: 2021年07月04日

肥満遺伝子のタイプを検査する女性イメージ

何をしても痩せない、糖質制限ダイエットで炭水化物を抜いているのに痩せない。

友達が成功したダイエットを同じようにやっているのに、全く痩せない!これはどうして?そう思ったことがある方も多いことでしょう。

そのダイエット方法、あなたの肥満遺伝子には合っていないのかもしれません。

「肥満遺伝子?」そう思われた方も多いでしょう。あなたが痩せない、ダイエットに成功しない理由は全部、あなたの肥満遺伝子が知っているのです。

肥満遺伝子とは、現在注目を集めているものです。厚生労働省においても食生活や生活習慣病の予防になるため、肥満遺伝子を紹介しています。

遺伝子のタイプは一生変わることはありませんが、太りやすい遺伝子を持っていたら必ず太る、ということではありません。
例えば、脂肪を蓄積しやすい肥満遺伝子を持っている人が、脂肪の少ない食事をしていたり、脂肪を燃焼させやすい運動や生活をしていれば、太りません。

自分の肥満遺伝子のタイプがわかれば、太る理由ややせる理由を踏まえた生活習慣に変えることができるわけです。

つまり、肥満遺伝子のタイプがわかれば、自分にとって効果的なダイエット方法がわかる、ということなのです。では、肥満遺伝子とは一体どのようなものなのでしょうか。

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肥満遺伝子とはどんな遺伝子?

遺伝子検査のイメージ

肥満遺伝子については、厚生労働省の公式サイトにも記載されている遺伝子です。

肥満遺伝子とは、エネルギー代謝に関連する遺伝子で、太りやすさや肥満のタイプを左右するものである。
現在までに50を超える関連遺伝子が発見されている。

e-ヘルスネット:肥満遺伝子

このように記載されているのですが、肥満遺伝子にはいくつかのタイプがあることもわかっていて、中でも以下の遺伝子変異と肥満との関係が明らかにされています。

  • β3アドレナリン受容体(β3AR)
  • 脱共役たんぱく質1(UCP1)
  • β2アドレナリン受容体(β2AR)

さらに、日本人のおよそ3人に1人はβ3AR、4人に1人はUCP1の肥満遺伝子を保持していると推定されているため、日本人が意外と太りやすい体質の人が多い、ということがわかります。

厚生労働省の文書にもあるように現在では、50種類ほどの肥満関連遺伝子があることがわかっていますが、さらに1つの遺伝子の変異から明らかに肥満になる、とわかる遺伝子は10種類程度しか、解明されていません。

ただし、上であげたB3AR、UCP1、B2ARの3つの遺伝子は日本人に特に多いことがわかっています。
と言っても、わかりにくいかと思いますが、一般的に雑誌などでも言われている肥満遺伝子の型にあてはめると「β3ARはリンゴ型」「UCP1は洋ナシ型」「β2ARはバナナ型」です。

このネーミングはフルーツの形を想像するとわかりやすくなります。

リンゴ型はリンゴのようにお腹が出る内臓脂肪タイプ。
洋ナシ型は洋ナシのように、お尻から太ももにかけて皮下脂肪がつきやすいタイプです。
バナナ型は?というと、バナナの形のとおり、全体的にほっそりとしていて手足が長い体型の人に多いため、肥満というよりも「逆肥満遺伝子」です。
つまりは、太りにくい体質、ということになります。

なぜ肥満遺伝子を持っていると太るの?

リンゴ型と洋ナシ形の肥満

肥満遺伝子を保持している人は、体内にある脂肪細胞の中のアドレナリン受容体に異常があることがわかっています。

アドレナリンが「脂肪を燃やしなさい」と指示を出してもなかなか反応しません。そのため、脂肪を使わずにため込むようになります。

しかし、脂肪細胞は自分自身の体の2.5倍までしか脂肪を溜めこむことができません。
それを超えると細胞の数を増やし、対応していくため太ってしまうのです。

脂肪細胞のタイプがβ3AR(リンゴ型)の方の太り方

中性脂肪の分解が抑制されてしまうため、基礎代謝が低くなっています。
エネルギーを節約できる体質の人だけが生存できるような古代を経て変異した遺伝子と考えられています。

脂肪細胞のタイプがUCP1(洋ナシ型)の方の太り方

エネルギーを燃焼させる褐色脂肪細胞の働きが低下することで基礎代謝量が低くなっている、とされています。

脂肪細胞のタイプがβ2AR(バナナ型)の方の太り方

上でも触れたように、バナナ型の肥満遺伝子を持っている方は逆肥満遺伝子を持っている、とも言えます。
が、太ってしまうと全体的に大きくなってしまい、最も体重が落としにくいタイプとなります。

では、次にリンゴ型、洋ナシ型、バナナ型の肥満の特徴とダイエット方法について、ご紹介していきましょう。

あなたの肥満遺伝子は何型?普段の生活からわかる肥満遺伝子

男女の肥満タイプを示したイラスト

肥満遺伝子は、できれば、肥満遺伝子検査キットなどを利用して、確実な自分のタイプを知ることが大切ですが、普段の生活や体型の特徴からもわかることがあります。

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リンゴ型肥満遺伝子の特徴

  • 内臓脂肪がたまりやすい
  • お腹の皮膚は薄い
  • 上半身からお腹にかけて脂肪がついている、つきやすい
  • 一見、太っているようには見えない「隠れ肥満」体型
  • 女性よりも男性に多いと言われ、年齢を経るとともに増えていく

りんご型肥満遺伝子の特徴は、基礎代謝が少ないこと。
同じ食事を摂っても基礎代謝が低いことで、消費されるカロリーも少なくなり、自然に内側に脂肪がつきます。

内臓脂肪と、まさにその通り。お腹がぽっこりと膨らみやすくなるのです。
中年男性のお腹を「ビール腹」などと言いますが、お腹だけぽっこりしている方が多く、隠れ肥満タイプでもあります。

リンゴ型肥満遺伝子では糖質の代謝、分解能力が低いために脂肪がつきやすくなります。
炭水化物を主食としている日本人に多いタイプでもありますが、ビールやお菓子など糖質の高い食事を摂っていると、リンゴ型肥満遺伝子の人はさらに太りやすくなります。

洋ナシ型肥満遺伝子の特徴

  • 下半身に皮下脂肪が多くついている
  • お腹周りやお尻がぷよっとしていて、太ももやふくらはぎはパンパンに張っている
  • ストレスがたまるとやけ食いに走り勝ち
  • 女性に多い

洋ナシ型肥満遺伝子の特徴は、日本人の4人に1人が洋ナシ型肥満遺伝子を持っていると言われているのですが、中でも、女性に多いことです。

女性は、妊娠や出産のためにお腹周りに脂肪をつけ、外的刺激から内臓を守るような体の仕組みになっています。

女性の体を守るためには仕方がないことですが、脂肪の付きすぎには注意をしたいものですよね。

1日あたりの基礎代謝量が、普通の人と比べて約100kcalも少ないため、太りやすい、ともされているのですが、中高年以降になるとさらに1日約500kcal少なくなる、と言われていますから、若いうちに、脂肪燃焼しやすい食事、運動を心掛けるようにしましょう。

バナナ型肥満遺伝子の特徴

  • 基礎代謝量がおよそ200kcalも高いため食べても太りにくい
  • 食事を抜いても平気
  • あっさりとした食事を好む傾向がある

バナナ型肥満遺伝子の特徴は、ひょろっとした体形の方が多いこと。

食べても太らない体質のため、手足が長くひょろりとしている方が多いのですが、体に筋肉がつきにくいという特徴もあるため、脂肪が一度ついてしまうと、なかなかうまく燃焼することができない、ということ。

つまり、太ってしまうと痩せにくくなるため、若いうちはスタイルもよく痩せていますが、30,40代を越えるころから下腹部に脂肪がつきはじめ、徐々に太る、という傾向があります。

このようなことから、肥満?と思われる特徴を持っているのですが、バナナ型遺伝子も肥満遺伝子の1つとして考えられています。

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肥満遺伝子を調べることはできるの?

このように、自分の持っている遺伝子が、どんな肥満遺伝子なのか、自分の肥満遺伝子の型を知ることができれば、自分に合った効果的なダイエット方法がわかるようになります。

そのために行うのが、肥満遺伝子検査です。

肥満外来などでも肥満遺伝子の検査を受けることもできますが、肥満外来に通わずとも、自宅で簡単にできるのが、肥満遺伝子検査キットです。

いろいろな企業が肥満遺伝子検査を行っていますが、費用は、5000~1万円ほどになり、検査によっては、生活習慣病検査や、将来かかるかもしれない病気についての予測をしてくれる検査キットもあります。

若い女性にも人気の肥満遺伝子検査キットは、自宅に送られてきた検査キットに唾液を入れ、返送するだけで検査ができます。

自分の肥満遺伝子に合ったダイエット方法を知るためにも、肥満遺伝子検査キットはとても役に立つツールとして、注目を集めています。

フードファイターの肥満遺伝子はバナナ型?

フードファイターの人は、なぜ太らないのか?と思ったことがある方は多いですよね。

確かにフードファイターの過多は太っている方は少ないのですが、脂肪の蓄積が少なく燃焼しやすい遺伝子を持っているのではないか、と考えられます。
特に褐色脂肪細胞の活性から、脂肪を燃焼させるタイプの脂肪細胞の働きが良く、食べても太りにくいのです。

ヤセの大食いといいますが、脂肪が多い肉を食べても太りにくい、ということは脂肪燃焼をさせやすいということだけではなく、摂った脂肪を分解して吸収されてしまいやすい形にする脂肪分解酵素の分泌量が少ないのではないか、とも考えられます。

肥満遺伝子を持っていたら、いくら食生活を変えても痩せないのでは?

肥満遺伝子を持っている、ということは、いくら食生活を変えても、運動をしても痩せないのではないか。所詮、遺伝子の仕業。とは言い切れません。

肥満遺伝子を知ることで、自分が何を食べたら太りやすいのか、何をどう運動すれば脂肪を燃焼しやすくできるのか、ということがわかるようになります。

今まで行ってきたダイエットが間違っていれば、ダイエットに成功するまでの時間がかかりますが、肥満遺伝子のタイプを知ることで、ダイエットを効果的にできるようになるのですから、まさに、自分にとってのダイエット教科書。ということになるのではないでしょうか。

なかなか痩せない、何をどうしてダイエットすればいいのかわからない。という方は肥満遺伝子の検査をぜひしてみてくださいね。