MEC食ダイエットを1年続けた私が、効果と成功するやり方を解説
投稿日: 2018年11月13日

「MEC食ダイエット」という言葉を聞いたことがないでしょうか?
MEC食とは、肉、卵、チーズを積極的に食べるという食事方法のことです。
野菜たっぷり、脂質カロリー控えめこそが健康的な食事という従来のイメージからはかけ離れている食事ですよね。
お肉にチーズといえばカロリーも脂質もたっぷりなのに、これらを食べて本当に痩せるの?と疑問になる人も多いのではないでしょうか。
ですが調べてみると、「ストレスなく痩せた!」「ウエストがくびれた!」「肌がきれいになった!」と良い口コミが多数見つかったのです。
そこで今回の記事では、MEC食ダイエットの効果、口コミ、成功するためのコツなどをまとめてみました。また、著者自身も1年間、MEC食ダイエットに挑戦しましたので、実践時の苦労や続けるコツ、実践して感じたメリット・デメリットもお伝えします。
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MEC食ダイエットとは?
MEC食ダイエットとは、肉(Meet)、卵(Egg)、チーズ(Cheese)を優先的に食べてスリムを目指すダイエット方法です。
MECとは、肉、卵、チーズの頭文字をとったものなんですね。
より具体的には、1日に肉を200g、卵を3つ、チーズを120g最低限とればなんでも食べてよいということになっています。
食べるときは、一口をガム1つ分くらいの大きさにして、1口30回噛むというルールもあります。
MEC食ではカムカム30という言葉で紹介されています。
お腹がすいたらまずこれらのMEC食材を食べて、それでも足りなければ炭水化物でも野菜でもとっても良いのです。
もちろん、MEC食材のみをそれ以上食べてもOK!
基本的にお肉や卵、チーズは食べ放題です。
MEC食ダイエットが特徴的なのは、従来のダイエットにありがちな「減らす」という発想ではなく、栄養を「増やす」という考え方をしている点です。
従来のダイエットはカロリーを「減らす」、糖質を「減らす」、食事量を「減らす」というように、減らすこと、取らないことに焦点をあてるものばかりでした。
置き換えダイエットなども、置き換えることによってカロリーを取らないことが目的ですよね。
しかしこうして「減らす」ことばかりを意識するのは非常にストレスとなります。
さらに減らすことを意識しすぎて栄養が不足し、リバウンドしやすい体質になったり、髪の毛や爪がぼろぼろになったりすることが私はありました。
MEC食と似ているダイエット方法に糖質制限がありますが、こちらも糖質を「減らす」ことに意識がおかれていますよね。
ですが糖質を減らすことばかり考えて、タンパク質や脂質が不足し、体調を崩す人も多いといわれています。
しかしMEC食ダイエットでは、栄養を「増やす」ことに主眼がおかれています。
事実、肉、卵、チーズを規定量とると一日に必要な栄養素はほとんどまかなえるのです。
特に日本人に不足しがちなタンパク質が多く取れるので、筋肉が落ちてリバウンドしやすくなるというリスクもありません。
ただビタミンCは不足するので、葉野菜を生で摂取することは推奨されています。
そのため満足感も高くなり、栄養が満たされるので肌や髪もきれいになっていきます。
カムカム30を行うと少ない量でも意外なほど満足感があり、実質的には少量の食事ですむようにもなってきます。
肉、卵、チーズを規定量とれば後はカムカム30を意識すれば何を食べてもいいという自由さも魅力です。
MEC食ダイエットで得られる3つの効果
MEC食ダイエットの効果は大きく分けて3つあります。
- 見た目に引き締まった体になる
- 体脂肪が減る
- 疲れにくくなり、肌や髪の毛がきれいになる
それぞれの効果について説明していきますね。
見た目に引き締まった体になる
MEC食ダイエットでは見た目に引き締まった体になるという特徴があります。
MEC食ダイエットでは筋肉を作るのに有効な栄養素をたくさんとることになるため、筋肉量が増える分、意外と体重は減らないことが多いです。
体重が減らないとモチベーションが維持できないと感じる人も多いのですが、実は同じ重さでも筋肉は体積が少ないので、見た目にはどんどん引き締まることになります。
モチベーションを維持したいという人は、体重ではなく体のサイズをはかるのがおすすめです。
全身の体形を鏡でチェックしたり、写真にとっておいたりするのもよいでしょう。
特にウエストは変化しやすいのではかっておくとモチベーション維持に役立ちますよ。
体脂肪が減る
筋肉量が増えると代謝がアップするので、体脂肪が徐々に減っていく事になります。
MEC食は基本的に糖質制限をすることにもなるので、脂肪になる糖質の摂取量は最小限です。
そのため新たな体脂肪が増えませんし、筋肉量が増えた分代謝がアップして体脂肪が徐々に減っていくということになるのです。
疲れにくくなり、肌や髪の毛がきれいになる
MEC食ダイエットでは、タンパク質をしっかり摂取します。
そのため筋肉量が増え、体にエネルギーが満ちる感覚を覚える人も多いです。
具体的には疲れにくくなった、食後の眠気がなくなった、頭がクリアになった、寝起きが良くなったという感覚を覚える人が多いようです。
またタンパク質は全身の細胞を作る栄養素でもあります。
タンパク質が満ちてくると肌や髪の毛といった末端の細胞を修復する力も高くなるので、肌や髪の毛、爪などがきれいになるのです。
従来のダイエットでは栄養素が不足して肌や髪の毛がぼろぼろになりがちでしたが、それとは逆の現象が起こるわけです。
いずれにしても女性にとって美しくなれるというのはうれしいポイントですよね。
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MEC食ダイエットの口コミでの評価
MEC食ダイエットの口コミを調査したところ、多くの人がうまくいっており、効果に満足しているようでした。
ですが中には「逆に太ってしまった」「食事内容に飽きてしまった」「体調が悪くなった」と感じている人もいました。
まず成功した人の口コミで多かったのが、「ストレスなく痩せられた」「やり方が簡単」「食事がおいしい」「体重よりも見た目が引き締まる」「肌がきれいになる」といったものでした。
肉、卵、チーズを食べるだけ、というのは確かに簡単ですよね。
いちいちカロリーの計算や糖質量の計算、量のカウントなども考えなくて良いですし、非常にシンプルでわかりやすいです。
日本ではコンビニが充実しているので、チーズやゆで卵、サラダチキンなどが手軽に手に入るので、仕事中や出先でも比較的食べるものが調達しやすいのも魅力です。
また肉、卵、チーズという食材が苦手という人はほとんどいないですよね。
むしろ大好物というものばかりという人も多いはず。
それらを優先的に食べるだけなのでストレスがなく、続けられたという声が多かったです。
体重ではなく見た目が引き締まった、肌がきれいになったということがモチベーションとなって続けられたという人も多かったですよ。
逆に失敗した人で多かったのが、「逆に太ってしまった」「飽きてしまった」「体調が悪くなった」といった口コミです。
まず太ってしまったのは、1口30回というルールが守れておらず、結果的に食べ過ぎていたのが原因という人が多いようでした。
カムカム30というルールは見逃されがちですが、実は非常に重要ですよ。
肉、卵、チーズはしっかりかまないと消化も悪くなってしまいます。
ただ最初に食べ過ぎてしまって太っても、コツコツ続けていると次第に痩せてきたという人もいたので、諦めるのが早かったのかもしれません。
また、MEC食では栄養が体に満ちるので、もともと栄養不足な場合は太ることもあります。
栄養が満ちれば適正体重まで落ちることが多いようです。
次に飽きてしまったという口コミですが、肉、卵、チーズのみに固執してしまったり、自炊経験が少なかったりすると確かに飽きてしまうかもしれませんね。
厳密に考えると調味料に含まれる糖質や野菜の糖質も考えるべきなのですが、そこまですると確かに飽きやすくなるので、適宜融通をきかせるべきなのかもしれません。
体調が悪くなったという口コミでは、気持ち悪くなった、胃もたれやむかむかがあった、便秘になったという内容が多かったです。
肉食慣れしていない人は消化器官がうまく対応できずそうなってしまうこともあるようでした。
便秘気味という人は質の良い油を足したり、乳酸菌を足すと改善されたという声もありましたよ。
MEC食ダイエットの体験談
ここで私のMEC食ダイエット体験談を紹介します。
私も長年ダイエッターでしたが、MEC食ダイエットはストレスがなくて楽しくできたので、そういう意味で衝撃的でした。
私の基本スペックを紹介します。
性別:女
年齢:28(MEC食ダイエット時)
身長:162センチ
続いてダイエットの結果について最初に紹介しておきます!
ダイエット前後の体重:62㎏→60㎏
ダイエット期間:1年間
サイズの変化:ウエスト86センチ→82センチ
太もも58センチ→56センチ
他の変化:寝起きがすっきりした、肌がつやつやになった。
長男の断乳で5㎏も太ってしまい、まずいと思って始めたのがMEC食ダイエットでした。
これまで一食置き換えなどいろいろなダイエットを試してきましたが、いずれもストレスで挫折&リバウンド。
肉、卵、チーズはどれも大好物なのでこれならいけるのでは?と思ってのスタートでした。
始めてみて感じたのがカムカム30の難しさです。
育児に追われながらだと、気が付くと飲みこんじゃってるということばかりでなかなかかめませんでした。
噛めていないので満足感が出ず食べ過ぎるという感じで、最初の2~3ヶ月はむしろ1~2㎏くらい太ってしまいました。
「こりゃいかん!」と思い、家族の食事を大皿スタイルから個別スタイルに変更、自分の分はあらかじめ一口大に切っておくという方法にトライ。
また空腹時に食べられるよう、鶏むね肉でできる簡単なゆで鶏と6Pチーズを一口大に切って冷蔵庫に常備。
そうして、とにかく「カムカム30、カムカム30」と唱えながら食べるように意識しました。
お通じもいまいちだったのですが、良質でも油を足しすぎると太る気がしたので、乳酸菌を意識してヨーグルトやサプリで補いつつお通じを確保しました。
その結果、1年で2㎏減!
…って、かなりダイエットとしては成功といえるか微妙な数値なのですが、それよりも体形が引き締まり、疲れにくくなったのがうれしかったです。
断乳とともに生理も再開したのですが、生理痛がぐっと緩和していたのもひょっとしてMEC食効果?と思ったりもしました。
何よりストレスがなく、ずっと続けられる「ダイエット」ではなく「食事方法」であるのがいいなと感じました。
MEC食ダイエットのメリット・デメリット
私がやってみて感じたMEC食ダイエットのメリットとデメリットを以下に紹介します。
メリット
- 食べるもののチョイスが簡単!
- まず食べるべきはお肉、卵、チーズ。
「小腹が空いたけど、太らないためには何を食べればいいんだろう?」という迷いがありません。規定量を食べれば何を食べてもOKなので、自由度も高いです!(カムカム30は必要ですが) - 食事が楽しい!
- お肉、卵、チーズが苦手という人はあまりいないと思います。
私ももちろん大好きです!
おいしいのでストレスもたまりませんし、何より食事が楽しいんです! - 栄養が満ちるのでエネルギーがわいてくる
- MEC食ダイエットは栄養をまず満たすという考え方です。
そのため、これらを食べていると不足しがちなタンパク質や鉄分、各種ビタミン、ミネラルがきちんと行き届き、体が健康になります。
私の場合はエネルギーがわいてくる感じになり、寝起きが良くなりました。 - 肌や髪の毛がきれいになる
- 栄養素が満ちるので肌や髪の毛がきれいになるのもメリットです。
基礎代謝が上がるためか、体温が高くなる感じもありました。 - 女性らしい体になる
- 劇的に痩せることはないですが、ウエストが引き締まり女性らしいくびれができます。
バストが減らないのも魅力です。
デメリット
- 体重だけだと劇的な変化は期待できないかも
- 元の体重や食生活にもよりますが、女性だと特に激減はしないと思います。
体重をダイエットの目安にするとがっかりするかもしれないので、サイズや肌のきれいさを指標にするとよいでしょう。 - 食費がかかる
- 肉、チーズが特に高いです。
炭水化物は安いので、それでお腹が満たせないとかなり食費がかかります。
始めた当初は五千円くらい追加でかかりました…。 - 飽きる
- 基本食材が三つなので、献立が単調になりがちで飽きやすいです。
野菜でアレンジするイメージで調理するといいのですが、最初は固定観念があり難しかったです。
MEC食のレシピ本を見つけてからレパートリーが増えましたよ。
- 外食が難しい
- 外食は驚くほど炭水化物まみれです。
回転ずし、パスタ、ピザ、ハンバーガーなどはいずれもアウト。
ステーキ、焼き肉、ファミレスの単品注文あたりならセーフなので、そのあたりを選んでいました。
まとめ
MEC食ダイエット成功のポイントは2つです。
- カムカム30をきちんと行うこと
- 体重変化に惑わされず、体形や肌の調子を見てコツコツと続けること
MEC食ダイエットは栄養を足すことを主眼とした、新しいダイエット方法です。
従来のダイエットと比べてストレスが少ないので、うまくいけばきれいに痩せることができます。
失敗する人はたいていかまずに食べ過ぎています。
よくかむことを忘れずにコツコツと続けてみてください。