発酵食品ダイエット成功の秘訣【効果的な食品は納豆・味噌・ヨーグルト】
更新日: 2018年11月03日

“味噌は医者いらず”という言い伝えがあります。現在では、味噌は栄養学や医学などの面から様々な研究が進められており、その成果も次々と発表されています。
味噌は大豆と米麹を発酵・熟成させて作りますが、このように微生物(カビや細菌、酵母)の働きによって発酵させた食品を発酵食品といいます。
ここでは、発酵食品で腸を元気にして、体の内側からキレイとスッキリを実現する発酵食品ダイエットの方法を紹介します。
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発酵食品ダイエットとは?
発酵食品ダイエットには、納豆、味噌、ヨーグルト、チーズ、漬物などいろいろありますが、健康にも美容にも良いと注目されている食品です。
さらに、ダイエットにも効果があると言われているのは、発酵食品に豊富に含まれている栄養成分に大きく関係しています。
その栄養成分とは、必須アミノ酸やクエン酸、ビタミン、酵素、乳酸菌、麹菌、酵母菌、食物繊維などです。これらの栄養成分が脂肪燃焼効率を良くしたり、腸内環境を整えて便秘を解消したり、摂取した食物の代謝を効率的に行ったりすることで、ダイエットをサポートしてくれます。
発酵食品を積極的に摂ることで、キレイやスッキリの強力なサポートになりますが、毎日、発酵食品を食べているだけでは簡単に痩せることはできません。
発酵食品ダイエットのポイントは、バランスの良い食事を心がけ、適度な運動と質の良い睡眠の確保も合わせて行うことで、大きな効果を期待することができます。
発酵食品ダイエットの効果
発酵食品は、微生物の働きによって発酵することで、栄養価と旨み成分がアップし、体に吸収されやすくなっています。
すなわち、発酵することで食品の持っているパワーが増大しているのです。その効果にはつぎのようなものがあります。
必須アミノ酸の脂肪燃焼効果
発酵食品には、食品の中のたんぱく質が分解されて必須アミノ酸が多く含まれています。
必須アミノ酸は、私たちの生命を維持していくために必要な栄養素ですが、身体の中で合成することができないので、食品から摂るしかありません。この必須アミノ酸を摂ることで、脂肪燃焼酵素が増え、体脂肪が燃焼しやすくなります。
ビタミンと酵素による新陳代謝の促進
ダイエットには、ビタミンと酵素も大きな関わりがあります。
ビタミンはビタミンB群のビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンなどです。ビタミンB群には、糖質や脂質の分解・代謝を助けるほかにも、新陳代謝を促進させる働きがあります。
また、発酵食品に含まれる酵素には、代謝酵素や消化酵素があり、消化や代謝に関わる様々な働きをしています。
このように、ビタミンと酵素は代謝機能をサポートし新陳代謝を活性化させています。その結果、基礎代謝が上がり痩せやすく、太りにくい体質になっていきます。
参考サイト
乳酸菌と食物繊維による腸内環境の改善
便秘はダイエットの大敵と言われますが、腸内環境が悪化すると便秘を引き起こしやすくなります。
便秘になると、腸内に老廃物や有毒ガスが停滞し、腸内の新陳代謝が低下します。新陳代謝の低下は消費カロリーの低下を招き、余分なカロリーは体内に蓄積されます。また、宿便の量が体重に影響しますし、ストレスが暴飲暴食を招き太りやすくなっていきます。
腸には善玉菌・悪玉菌・日和見菌の細菌が棲息していますが、理想的なのは、善玉菌2割・悪玉菌1割・日和見菌7割とされます。このバランスが崩れると、大腸の働きが悪くなります。
発酵食品に含まれる乳酸菌や食物繊維は善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。大腸の調子が良くなると、腸内細菌がホルモンを作るときに欠かせないビタミンB群を生成して腸内環境がどんどん良くなっていきます。
また、免疫細胞が多く存在する場所は腸で、6割の免疫細胞が腸に集中しています。そのため、腸の調子がよくなると、便などの老廃物がスムーズに排出されるだけでなく、細菌やウィルスへ抵抗する力である免疫力が高まっていきます。
このように、腸の機能が高まっていくことで元気な体を維持していくこともできますし、腸内環境を整える事が健康長寿の要となります。
参考サイト
ビタミンCとポリフェノールによる抗酸化作用のアップ
体内の細胞は、活性酸素と結びついてサビてしまいます。サビることは老化してしまうことを指します。その老化を防ぐ働きのことを抗酸化作用といい、発酵食品に含まれるビタミンCやポリフェノール、カロテンなどの栄養成分には、肌の老化の原因となる活性酸素を除去するサポートをします。
その結果、しわやたるみ、くすみなどの肌のトラブルを改善して、ハリやツヤを取り戻すことができます。
参考サイト
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発酵食品ダイエットの口コミでの評価
味噌汁や納豆、キムチなどで実践している方が多く、痩せたと発信している方が多くいます。また、キムチと納豆を合わせて食べると美味しさも増し、効果も大きいと発信している方もいるように、いくつかの発酵食品を合わせて食べている方が多いようです。
毎回の食事に、キムチや味噌汁を加えるだけなので、簡単な方法で痩せることができるのもメリットです。また、ダイエットの効果だけでなく、整腸作用を上げる方が多く、便秘の解消は多くの方が実感しています。
どのダイエットにも共通することですが、痩せていくスピードは個人差があるので、焦りは禁物です。
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発酵食品ダイエットの体験談
私の発酵食品ダイエットの体験を紹介します。私の場合は、発酵食品を毎日食べることと、スロージョキングを組み合わせて、ダイエットに成功しています。
発酵食品ダイエットのやり方とポイント
毎日、食べている食品は、朝食に納豆、味噌汁、たくあん、ヨーグルト、夕食に納豆、ヨーグルトは必ず食べています。その他に、よく食べるのがキムチとチーズ、生甘酒です。ヨーグルトは食前に食べると乳酸菌の働きが悪くなるので食後に食べています。私はビールとワインが好きなので、つまみにチーズもよく食べています。
発酵食品としての味噌汁も優秀な食品ですが、生甘酒にもコウジ菌、乳酸菌、ビタミン類が豊富に含まれており、おすすめしたい発酵食品です。せっせとサプリメントを飲むよりも生甘酒を飲む方が、優れた栄養素を摂ることができます。
期間と成果
発酵食品を意識して摂るようになって3年くらい経ちます。食べるようになったきっかけは、何となく疲れやすく、風邪をひいたり、お腹をこわしたりすることが続いた時期がありました。それを改善するために、いろいろ調べた結果、発酵食品に行きつきました。
ダイエットの成果は、もともとスロージョギングをしていたので体重は減少していましたが、発酵食品を食べたことで3kgは痩せました。それに合わせて、体の調子が良くなったこと、快便になったこと、熟睡できるようになり朝の目覚めも良くなったことなどを実感しています。
私が成功できたコツ
いろいろな発酵食品を食べることと、適度な運動を組み合わせて、生活習慣を整えることが大切です。
発酵食品だけのダイエットで痩せていく方もいますが、より効果を高めるためには、運動と生活習慣が大切です。
また、発酵食品だけ食べていれば良いのではなく、肉や魚、野菜など三食バランス良く食べることが大切です。
運動はゆったりとした有酸素運動が良く、脂肪を燃焼する効果と質の良い睡眠につながっていきます。
おすすめの発酵食品は?
おすすめ食品は、納豆・味噌・ヨーグルトの3つです。
納豆は古くから愛されている健康食品ですし、ダイエットをサポートするアミノ酸が豊富に含まれていますし、ナットウキナーゼという酵素も含まれています。
味噌もアミノ酸やビタミンが豊富ですし、味噌汁に野菜を入れることで栄養バランスも良くなります。
ヨーグルトは乳酸菌が豊富ですから、腸内環境を改善するためにはぜひ毎日摂りたい食品です。
発酵食品ダイエットのメリット・デメリット
発酵食品ダイエットのメリットは、食べるだけで手軽にできることです。
どの食品もスーパーやコンビニで安い価格で買うことができます。そして、最大のメリットは、ダイエットをしながら、免疫力を高めたり美肌のサポートをしたりと、健康と美容に良いことです。
デメリットは、人によっては発酵食品の好き嫌いがあることです。
納豆やキムチ、漬物など、臭いや味にクセがあるので、嫌いな方には食べることが苦痛になり長続きしないことです。
発酵食品ダイエットの成功のポイント
成功のポイントは3つです。
- 自分の好きな発酵食品を毎日食べ続けることです。朝・昼・晩のどこかで1品ずつ食べていくことです。
好きなものでなければ続かないので嫌いなものを無理して食べないことです。できれば1品だけでなく、複数の発酵食品を食べていくと良いと思います。 - ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動も一緒に取り組んでみて下さい。運動と食事はダイエットの基本中の基本です。
- 質の良い睡眠を心がけて下さい。腸の調子が良くなると質の良い睡眠につながりますが、若々しい体を維持するためにしっかり眠ることは大切なことです。
ぜひ、3つのことを念頭に発酵食品ダイエットに取り組んでみて下さい。
まとめ
発酵食品は健康にも美容にも良いということで、幅広い年代の方から注目されています。
最近では、日本人の生活習慣病が急増していますが、その原因の一つには食べ物の洋風化があります。
肉食や脂っこいものなど、偏った食事は肥満やメタボの原因にもなります。今一度、日本の伝統食である発酵食品を見直して、体の内側からキレイとスッキリを目指してみて下さい。