グァバ茶の効果・効能とダイエット成功のコツ3つ【おすすめの飲み方は食事中!】
更新日: 2018年11月02日

管理栄養士の小玉です。
今回はグァバダイエットに関してご紹介します。
なかなか聞きなれない「グァバ」ですが、グァバの葉に含まれる様々な成分は、糖の吸収を抑えたり脂肪の蓄積を抑えたりと、素晴らしいダイエットの効能が期待できます。
今回はそのグァバ茶ダイエットの効果や成功させるポイント、ダイエットの注意点などをご紹介していきます。
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グァバ茶ダイエットとは
では、そもそもグァバとはどのような食べ物なのでしょうか。
グァバはフトモモ科バンジロウ属に属する常緑中高木植物です。
果実は特有の香りを持ち、小さく固い種子を持ち、果肉の形や色などは品種によってバラバラです。
主な原産地は熱帯や亜熱帯地方で、いわゆるトロピカルフルーツの一つです。
日本でも沖縄などで栽培されていて、なかなか生で食べることは少ないですが、よくジュースとして売られていて甘酸っぱい味が特徴です。
グァバは栄養価が高く、その中でもグァバの葉にはダイエット効果のあるポリフェノールなどの成分がとても多く含まれています。
グァバ茶ダイエットとは、そのグァバの葉や皮を乾燥して煎じたものをお茶として飲むことで様々な痩せる成分を取り入れる、というものです。
グァバ茶のダイエット効果
では、実際にグァバ茶ダイエットを行った場合に、どのような効果が期待できるかをご紹介します。
脂肪の蓄積を減らす
グァバ茶には、特定保健用食品としてもよく耳にするグァバ葉ポリフェノールが豊富に含まれているのが特徴です。
このグァバ葉ポリフェノールの働きにより様々な効能が期待できます。
まず、グァバ葉ポリフェノールの最大の特徴は「血糖値の上昇を緩やかにする効果があり、食後の糖質の過剰な吸収を防ぐ」という部分です。
血糖が上昇するとインスリンというホルモンが分泌されますが、このインスリンは血糖を下げると同時に中性脂肪の蓄積も促進します。
グァバ葉ポリフェノールの働きにより血糖の上昇を緩やかにすることで、インスリンの分泌も減り、結果的に脂肪の蓄積を減らすことができます。
食欲を抑える
血糖値の上昇が緩やかになることで、食欲が和らぐ効果もあります。
理由は、急激に上昇し下降した血糖値を再びあげようとする時に食欲は生じるので、緩やかな上昇であれば食欲もその分時間をかけて出てくるのです。
グァバ茶を飲むだけで、食欲も抑えられるのはありがたい効果です。
脂肪を体外に排出する
また、グァバ茶にはケルセチンというフラボノイドの一種も含まれており、こちらの成分もダイエットに良い効能をもたらします。
ケルセチンは、脂肪を分解する酵素を活性化するはたらきがあります。
そのため、体脂肪を分解し排出するというダイエット効果が期待できます。
基礎代謝がアップする
ケルセチンには抗酸化作用があります。
身体の酸化を抑えることで、血液の流れがよくなり、血液の循環がよくなることで基礎代謝が上がり痩せやすい身体へ導きます。
また、抗酸化作用が高いことから体の酸化を防ぎ、アンチエイジングにも繋がります。
美しく痩せるためにもアンチエイジングは欠かせないため、抗酸化作用は大切です。
ストレスの緩和
グァバ茶にはビタミンCが含まれています。ビタミンCは美肌効果のイメージが強いのですが、ダイエットにも効能が期待できます。
なぜならビタミンCにはストレスに対する抵抗力を高めたり、イライラをしずめる効果があります。
ダイエットにはストレスがつきものですが、ストレスを感じると交感神経が刺激され、血管を収縮させてしまい血流を悪化し基礎代謝を下げてしまいます。
基礎代謝が下がると、ダイエット効果を妨げる原因にもなります。
グァバ茶を飲むことでストレスが和らぎ、結果的にダイエット効果を高めることが期待できます。
むくみ改善
グァバ茶にはカリウムが含まれています。
カリウムは、体液の濃度調整に不可欠な成分です。
カリウムは余分な塩分を排出し、むくみの改善に寄与します。
グァバ茶でカリウムを摂取することで、水太りタイプの方はスッキリが期待できます。
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グァバ茶ダイエットの成功の3つのコツ
では、グァバ茶ダイエットはグァバ茶を飲むだけで痩せるのでしょうか。
答えは「ノー」で、どのダイエットでもそうですが痩せるためにはいくつかのポイントがあります。
今回はそのグァバ茶ダイエット成功のコツを3つご紹介いたします。
食事中に飲むこと
グァバ茶の効果をより効率的に得るためには、飲むタイミングが重要になってきます。
グァバ葉ポリフェノールの働きは、食後の血糖値上昇を緩やかにすることです。
つまり、空腹時ではあまり効果がありません。
食後でも効果はありますが、せっかくなら食事のおともにぜひグァバ茶を取り入れましょう。
量は1日1杯程度を目安に、毎日続けるように心がけましょう。
常温で飲む
飲み方としては常温か温かくした状態で飲むということが一番重要です。
ダイエットの大敵は「冷え」です。
胃腸を冷やすと代謝が悪くなり脂肪に変わりやすくなってしまいます。
暑い夏場は氷の入ったグァバ茶が飲みたいところですが、できるだけ常温かホットを選びましょう。
そして、グァバ茶の淹れ方に関してですが、特に決まりはなく購入されたお茶のパッケージに沿った作り方をしましょう。
濃度が濃すぎると、逆に身体に負担がかかってしまう場合もありますので、決まった目安量で作りましょう。
適度な運動と食生活の改善
グァバ茶には「脂肪の蓄積を抑える」はたらきはありますが「溜め込んだ脂肪を消費する」はたらきはありません。
グァバ茶ダイエットと並行して、適度な運動で脂肪燃焼を組み込むと、より効果が実感できると思います。
また、暴飲暴食している方はいくら良い成分を取り入れてもなかなか痩せません。
バランスの良い食事、しっかり噛む、遅い時間に食事をしないといった食生活の改善を行った上でダイエットを行うことが大切です。
グァバ茶ダイエットの注意点
グァバ茶に副作用があるという報告は特にありません。
ノンカフェインということもあり、妊婦さんや授乳中の方でも安心して飲むことができますが、二点注意することがあります。
飲みすぎない
グァバ茶はタンニンを多く含んでいます。
このタンニンはポリフェノールの一種で、鉄と結合して身体の中に溶けにくい成分へ変わってしまいます。
つまり、グァバ茶を飲みすぎると鉄が吸収されにくくなり、結果貧血を起こす可能性が出てくるのです。
また、急激に水分を多量摂取することで腸がびっくりしてお腹がゆるくなることもありますので、何事も飲み過ぎは厳禁です。
どのような栽培方法かをチェックする
お茶の葉は、他の農産物と異なり「水で洗う」ことをしません。
ですから、どのような栽培方法であるかが、茶葉の品質のカギを握っています。
農薬も少しならいいのですが、使用量が多くなると残留農薬も多くなり、それが原因で副作用が出てしまう場合もあります。
インターネットで検索すると多くのグァバ茶商品が出てきますので、なるべく有機栽培の商品を選ぶなど信頼できる商品を選ぶように心がけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
グァバ茶には血糖の上昇を緩やかにするはたらきがありますので、血糖値が気になる方にもおすすめです。
毎日グァバ茶を飲むことで脂肪の蓄積を抑え、やせやすい体質を導くと同時に、適度な運動で脂肪燃焼を行い、そのダブルの効果でダイエット成功を目指しましょう。
またグァバ茶の茶殻は、入浴剤として使用すると肌荒れ予防になると言われています。
ダイエットを行うと同時に美肌も得ることができるので、ぜひ試して見てください。