はばたき運動で背中痩せ!おばちゃん体型の原因「背脂」を解消
更新日: 2018年11月04日

体型に年齢が現れるのは、下垂したヒップやバスト、ウエストが迷子になった胴回りだけではありません。
背中にぼってりと乗った「背脂」は、遠目からも”おばちゃん臭”をまき散らすにっくき部位!でも家事の合間や信号待ちに「ある動き」をするだけで、この背中のお肉はすっきり落とせるのです。
おまけに肩こりや腰痛、頭痛、身体のゆがみも改善できちゃう若返りのプチエクササイズ、習慣にしてみませんか?
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薄手のカットソーが着られなくなったら「背脂」体型
スマホの長時間操作、家事・育児、デスクワークなどで長時間丸まったままの背中こそ、肩こりなどの不快症状を引き起こすと同時に、おばちゃん体型を作り出す背中に分厚く乗った脂肪(通称「背脂」)を蓄積させる元凶。
薄手のカットソーを着たとき、ブラの紐やベルト部分のラインがくっきり出て、脇にはみ出したお肉で段差ができている人は、立派な背脂体型です。
かくいう私も、気が付けば愛用していたピタTは、ハミ肉のおかげで1枚ではみっともなくて着られず、羽織物必須の背脂女でした。
以前は、ガリガリでダイエットよりも胸を豊かにしたいという悩みを抱えていたというのに、年を重ねるのは恐ろしいもの。30代までは、どんなに食べても160cm48kgをキープしていたのに、40代になったとたん、体重は10kg増加の58kg。
バストは相変わらず貧弱なのに、なぜか背中にだけたっぷりお肉が乗っかって、まごうかたなきおばちゃん体型の完成です。
昨年、ピタTどころか、息子の小学校の卒業式で着ようと思ったお気に入りの一張羅ワンピの背中ファスナーが上がらなくなったところで、ようやく背脂撲滅に立ち向かいました。
背脂解消のポイントは「肩甲骨」
おばさん体型を真横から見ると、若い人に比べて「分厚い」感じ、ありますよね。
お腹周りにくびれがなくなり、お尻も立派にどーんとするのもその一因ですが、首から背中あたりにたっぷり乗った脂肪も「分厚さ」を醸し出す大きな原因。
背中には肩こりを引き起こす「僧帽筋」という大きな筋肉がありますが、この上にどてっと脂肪が乗っているのです。
僧帽筋を積極的に動かせば、背脂は解消するはず。
それには僧帽筋を挟むようについている肩甲骨の動きを改善することが最重要、ということに思い至りました。
話題の「肩甲骨はがし」はハードルが高かった
最近、よく耳にする「肩甲骨はがし」をご存知ですか?
凝り固まった肩甲骨周辺の筋肉に癒着してしまっている筋膜をほぐしてやることで、頑固な肩こりや頭痛、冷えや背骨・骨盤のゆがみが解消できるとして話題になっていますね。
私も早速「肩甲骨はがし」にトライしたのですが、「肩甲骨はがし」は、背中にある肩甲骨を手や器具で直接、刺激しなくてはならず、マッサージ店に通って施術してもらったり、家族に協力してもらう必要がありました。
マッサージ店に頻繁に通うのはお財布に響くし、夫や子供はそもそも肩こりや背脂の自覚症状がないため、まともに協力してくれません。
ストレッチポールに乗って自分で行う方法も試してみたものの、運動が苦手な私は、日中わざわざ運動のための時間を作ってストレッチポールに乗ること自体が億劫で、気が付くとストレッチポールは、リビングの隅でホコリをかぶるように。
「はがし」が無理なら、肩甲骨自体を動かそう
そんなとき「肩甲骨はがし」は無理でも「肩甲骨」を積極的に動かすことなら、ひとりでもできるはず、と気が付きました。
肩甲骨を常時、動かしていれば、周辺の筋肉もほぐれますし、癒着した筋膜も柔軟になって、痛みも背脂も一気に解消できてしまうに違いない。
というわけで、ネットやエクササイズ本を読み漁り、たどりついたのが「はばたきエクササイズ」です。
勝手に命名したのは私ですが、ヒントをくれたのは産後太りを見事に解消したママ友。
「運動は苦手」「面倒なことは続かない」という人も「はばたきエクササイズ」なら、いつでもどこでも気軽に実行できます。
準備する器具ゼロ、家事や信号待ちなどの隙間時間に行うだけでOKの、お手軽・お気軽エクササイズなのに、習慣になってしまえば頑固な肩こり・頭痛なども解消できるうえに、1ヶ月もすると背中がすっきりしてきたのがどなたにも実感していただけるはずです。
ストレッチポールに毎日乗るのも億劫な私でさえ、続けられて効果が出たのですが、あなたもきっと成功できますよ。
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天使の羽ばたきエクササイズは運動未満のプチプチ習慣
では早速、「はばたきエクササイズ」をご紹介しましょう。
肩甲骨は、背中の背骨の両側にある大きな骨です。
背中の第2~第8肋骨の高さにある逆三角形の骨で「貝殻骨」などとも呼ばれています。
この肩甲骨を、羽ばたくように動かすのがポイントです。
イメージは背中に羽を付けたあの有名な「ニケ」の彫刻。自分の背中にも肩甲骨から羽が生えているイメージで、はばたくように肩甲骨を動かします。
肩甲骨を寄せる・脱力を繰り返す
「肩甲骨を動かす」といわれても最初は、なかなか思うようにいきませんよね。運動が嫌いな私も、最初はさっぱり感覚がつかめませんでした。
でも、産後太りを解消したママ友は「真ん中の背骨に向かって肩甲骨をグーっと寄せる、フッと脱力して肩甲骨を落とすのを繰り返すと、背中の羽がパタパタ動いて、飛べるような気がしない?」とアドバイスしてくれました。
このとき、肩をすくめて首が短くなるようにして肩甲骨を寄せるのではなく、なるべく首を長くした状態で、胸を張りながら肩甲骨を引き寄せるのがポイントです。
動きは、たったコレだけ。
キッチンでお湯を沸かしている間、トイレタイム、信号待ちの間など、本当に隙間の隙間時間に、見えない背中の羽をパタパタ動かすだけです。
私自身は、1日に5~6回はばたきエクササイズを実践しました。
犬のお散歩をするときは「歩きながら百回」と回数を決めて行いましたが、ほかは「お湯が沸くまで」「信号が青に変わるまで」続けるだけで回数は気にしていませんでした。
固まった背中の筋肉がゴリゴリ動き始めたら成功
最初はぎこちなかった羽ばたきも、数日やるとスムーズにできるようになります。
今まで動かしていなかった固まった筋肉を動かしたせいか、肩甲骨のあたりから「ゴリゴリ」と音がしたときはびっくりしましたが、はばたきエクササイズをすると肩が楽になり、全身が暖かくなります。
年に数回、寝込むほどの片頭痛がありましたが、はばたきエクササイズをするようになってからは、片頭痛自体がほとんど起きなくなりました。
肩甲骨周りをほぐすのって、本当に大切なんですね。
半年でピタT復活!背中痩せに成功
最初は、背脂よりも肩こりや体調の変化が嬉しかった私ですが、1~2ヶ月すると、合う人に「やせた?」と聞かれることが増えました。
体重は、さほど変化がなかったのですが、たしかに背中周辺がすっきりしてきて、ちょっといい気分。
そのころには、トイレに入ったり、信号待ちの間は無意識のうちに羽ばたきエクササイズを実践できるようになっていました。
気持ちいいからクセになるんです。
エクササイズを始めて3ヶ月ほどたった初夏に、封印していたピタTを何気なく着てみたら、ブラ線も目立たなくなり、ハミ肉の段差も解消していることに気が付いて、ガッツポーズ!
半年後には、体重は5kgマイナスの53kgに。
水分だけは以前よりも積極的に補給していましたが、食事はまったく変えずにここまで落とせて、背脂もほぼ解消できたのはすごいです。
はばたきエクサは運動嫌いにこそおすすめ
私は、身体が固くて運動が苦手、犬の散歩も嫌々しているようなタイプですが、エクササイズとも呼べないような動きで十分のはばたきエクササイズで、肩こり・頭痛が解消でき、ピタTが着られる体形に戻れました。
今までジムやエクササイズDVDや健康器具で挫折し続けてきた、運動嫌いさんや、飽き性の方は、ぜひこのはばたきエクササイズにトライしてみてください。
気軽に続けられて、あっという間に「習慣」になります。
一緒に「背脂」を撃退しちゃいましょう!