1日で即効!効果的に顔を痩せるマッサージのやり方
更新日: 2018年11月03日
身体のパーツの中でも、年間を通して、ほぼすべての日本人で常に露出しているのが首や顔。自分では毎日お風呂上りに体重をはかっていて「今週の女子会、食べ過ぎちゃったかな。ほんの数百グラムしか増えてないから大丈夫か!?」なんて思っていても、すぐに顔にその変化が表れてしまいがち。
体重が増えた分のオニク、脂肪だけではないのです。暑い季節、駅から会社まで歩いて一息つくのに、たったコップ一杯のコーヒーを飲んだだけでも、その水分で急激にがっちりとむくんでしまうことも。
また冷房の効いた冷たいオフィス内で、長時間のすわり仕事をしていても、ウエストや胸回り、肩ひもやパンツや下着、靴下などの締め付け位置のまわりがいつもむくんでしまうことも。こうしたむくみ、ほおっておくと徐々に頑固な大きなむくみ、そしてコリなどとなり、最後にはぶよぶよとした大きなたるみとなって、周りの人に「いやだ、太って」なんてみえてしまうって、ご存知でしたか?
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人の顔には使われていない筋肉とむくみたるみが多い
日本人の約8割がたの体は、実は、BMIから見ると太っているわけではないのです。
ですが、ふと周りの人の顔やボディをざっと見渡してみると、かなり太めの印象の方が多いですよね。
日本人では食生活が、コメなどの炭水化物を中心に、肉魚や野菜などをバランスよく。さらに、現代人の食生活では、調味料の糖分や油分が非常に過多。
もともと現代黄色人種の場合、欧米人に比べて、炭水化物の割合が高めの人が多く、さらには筋肉が付きにくいからだということもあり、基礎代謝も小さ目。同じポーズをとっていても、小柄ということもあり、あまり使われない筋肉が多いのです。
とくに日本人の場合、言葉の発音や表情も、あまり表に大きく見せないことが一般的。顔や上半身を大きく使ったおしゃべりや表情、アクションの欧米人の方が、全体の筋肉を日常的に良く動かしているのですね。
たしかに日本人では、欧米人に比べて、肩こりなど「コリ」からくる悩みを持つ方の割合が多く、ドラッグストアや健康器具では、こうした悩み向けの製品が非常に数多く並んでいます。対して欧米では、もっぱらスポーツシーン向けのコリや筋肉痛対策品が多いことからみても分かりやすいですよね。
こんな筋肉の使い方の差もあって「だから同じものを食べていても、日本人だけ脂肪になるのよ」なんておっしゃる方も多くあります。
ですが、「ボディラインで太ってだぶついているオニク=脂肪」とおもっているものが、圧倒的大多数の方では、単なる「むくみ」から頑固に体に残ってしまった「たるみ」だというのです!
そしてこのたるみ、美容クリニックやエステでは「うちなら即日即痩せでスッキリできますよ!」なんて言われていることを、ご存知でしたか?
マッサージや美容機器施術で美しいラインをつくりだす
美容クリニックでは、例えば脂肪吸引や骨切など、ちょっと大掛かりな手術でも、美しく小さなボディやフェイスラインを作ることがあります。
ですが、現在流行なのは、美容クリニックでもエステでも、ほんのちょっとした施術で大きな変化が得られるものがほとんど。
とくにフェイスラインでは、美容クリニックで受けられるボトックスなどの各種注射による、顔の筋肉の緊張弛緩のバランスによる痩せや小顔効果に、凹凸をつける注射による部分引上げでの痩せ系フェイスラインチェンジ。
また美容クリニックやエステ共通では、各種の機材によるパルスや温熱効果で、顔表面や深部にあり普段はなかなか使用できない筋肉や組織に刺激をプラス。代謝を促すものから、運動後のように筋肉を疲労させ使い込むことで、深部の筋肉などを徐々につけていくものなどもあります。
こうしたものもボトックスや各種注射とおなじで、顔の筋肉のバランスを整えてくれ、肌の張りによるむくみやたるみの見た目改善に働いてくれます。
普段顔の筋肉の多くは大きな動きで使い込まれていないこともあり、コリが発生しがち。
この筋肉の緊張と弛緩のバランスを、顔の筋肉各部で調節してあげれば、継続的な運動をするよりも速やかに、顔のラインの痩せ印象をつくりだしてくれます。
自宅で私たちができるといえば、エステティックなどでも体験できる、顔マッサージ。
プロのエステティシャンと同じ技術でというわけにはいきませんが、それでも、やり方次第では、たった一回1日で、かなりのフェイスラインの変化につながります。しかも美容整形などとは異なり、自然で表情が変化しても無理を感じないフェイスラインに。
自宅で行うセルフケアの顔筋マッサージや筋トレなら、オサイフにもやさしく、プチ美容整形よりもナチュラルで美しいフェイスラインが期待できそうです。
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たった1日!顔痩せ印象につながる顔マッサージ
自宅で行う顔マッサージ、エステのコースなどを参考にされるとその流れがつかみやすくなります。
とくに顔痩せマッサージの場合、顔や首、デコルテ、肩など広くコリのたまりやすい、むくみの発生しやすい部分を全体的にしっかりと揉みあげて、たまったむくみ部分を、筋肉やリンパの流れの方向に手で押し流すようにする必要があります。
こういった動きやマッサージの効果が上がりやすくするためには、まずは体全体を暖めるのが一番。
エステでは温浴専用機材や、ラッピング、フットバスなどを使っていますが、ご自宅ではバスタブに10分ほどゆっくりつかりながら、手首や足首、肩や腰などを良く動かすように。体全体をしっかりと内側から温めるようにします。
髪を洗ったり、ボディケアを行った後に湯冷めしないよう、入浴の一番最後に、あらためてバスタブでしっかりと温まるように心がけましょう。
しっかりとバスタオルで水分を拭き取ったら、最初に数回ずつ、ラジオ体操のように両肩回しや首回しでコリをほぐしやすくし、血流に働きかけます。腰に手を当てて、体側などを伸ばしてみるのも良いでしょう。
まずはマッサージクリーム、ジェル、オイルなどを顔やデコルテ、腰や脇、肩などに塗ります。
その後、デコルテと額周り、腰と背中、肩などをゆっくりと、大きなこりを優先させてほぐすように、浅く揉んでいきます。
この部位は、コリが酷いのなら、肩こりなどの時と同じでしっかりとつかむようにして。そうでないなら、親指などをつかって、筋肉のある位置をめがけて指圧するようなスタイルで押していきます。1つの部位を押す時には、心臓から遠い側から徐々に身体の中心に向かって押します。
首の上部、顎の骨や耳の周りとの間の奥まった部位は、これらの部位を全体押すようにしてマッサージした後に、集中して、深い位置を中心にさらに深めに押していきます。
首の真後ろの関節、耳の下位置などは特に念入りに、しっかりと押しながらもみほぐすようにしていきます。うまくできると、この辺りは、とくに筋肉がしなやかになったように感じられます。
続いてメインの顔です。
先ほど押していた額周りや頭頂部など、同じ部位では心臓から遠い側から徐々に押していきます。
つぎに、エラの下側を上に持ち上げるように両手の親指以外の4指をひっかけるようにして、おくにある筋肉をやさしくマッサージ。
その後、こめかみと額周りの生え際で、両手の親指をそれぞれの顎関節の1~2センチほど上に当てます。そしてのこる4指はこめかみ上から徐々に額の方にむかって、顔側から髪の毛側に数センチずつ押すようにしながら滑らせたら、徐々に額側に移動。通常は3回あればこめかみ上から額上までが4指でカバーできます。これを3~5回ほど。
額や目元の皮膚は薄く、強い力をかけつづけると、逆にたるみの原因に。
やさしく丁寧に痛みを感じない程度のちからを心がけましょう。
つぎに、耳上から後頭部をマッサージ。
両耳の耳道を後頭部方向に一直線につないだ位置に、親指一本が入る程度のつぼがあります。
ここに両手の親指を当てたら、残る4指を左右で組むような状態で、後頭部からそれぞれの耳の後ろに向かって指を離していくようにしながら、頭の皮膚をマッサージ。
こちらも3~5回ほど。
ここまででお気づきかもしれませんが、顔の上下、頭の後ろなどが対称になるような位置関係のパーツを選んで前半~中盤押していくようになっています。
左右の頬骨の一番外側の下の位置、親指がしっかりと入る位置に指を当てます。この位置からほほ骨の下側から、それぞれの耳上にむかって滑らせながら、こするようにマッサージをしていきます。こちらも3~5回。
人によってはかなりこの部分がこっている方もあります。一度で力を加えずに、丁寧にやわらかく押す回数を増やすことで、筋肉をしなやかにします。
このあと同じ部位に、こんどは四本指を当てます。3~4センチ下の位置まで降ろすようにした後また元の位置に。これを3~5回。最後はほほ骨の上側に向かって、押し流すようにします。
つぎにまぶたの上、ちょうど眉の下に、しっかりと棚のように骨が出っ張っているのが確認できます。目頭側から親指を入れるようにして指でおしながら、徐々に目じり側の眉下に移動。
2セット程度でOKです。
このあと、目元むくみにきくといわれる眉尻したで目尻の延長の外側にあるツボを、親指でしっかりと押していきます。3~5秒を1~2回。
続いては鼻の横のほほ。両手の人差し指を出して、正面から見て11の形で鼻が両方の指で挟まれるような位置に置きます。その後、滑らせるように押しながら、ほほを通って顔のサイドまで。
コリが頑固だったり、表情が豊かで筋肉の凹凸が大きい方では、親指以外の4指をつかって、鼻の横に4つの指が縦に並ぶような形にして外側に向かって、少しずつ押していくのも良いでしょう。
次は口元。法令線の形にそって、小鼻の両脇から顎の両脇に向けて「い」の字を書くように人差し指の腹で上下に2~5往復なぞります。その後、正面から見て、左右の人差し指を口角の横で「11」になるように置いたら、顔の側面に向かって押し流すように3~5回滑らせます。
次は額の真ん中と顎。
左右の手の親指以外の4指を、額側では眉間に指先、手首は額の生え際側に行くように、そしてあご先では、唇下に4指先を、手首を顎先端側に向くようにしながら、押しながら3~5回滑らせます。
ほほ骨の上にある肉を、ほほ骨下から親指と人差し指でそれぞれつまむようにして、人差し指側を顔の側面に向かって滑らせながらほほ骨上に、ちょうどNIKEのマークを描くように押していきます。こちらも3~5回ほど。
最後に両手の平の真ん中で、顎を左右から挟むようにして両手を当てたら耳の後ろに向かってゆっくり引き上げるように2~3回滑らせます。
顎だけではなく首の正面からも同じ動きで3~5回行うのもOK。
この引き上げ動作の後、さらにひとつ前のほほ骨下の肉のマッサージを、多めにプラスする方もあります。
マッサージ前後で、体重の変化などは一切なく、慣れない人では30分ほど、慣れていれば5分程度で終わるものですが、写真をとって見比べると効果がはっきり!
一か所で見ると1センチ減っていないくらいなのですが、とくにあごラインなど、全体の引き上げ引き締め効果によって、数センチ小顔化、顔痩せかしたかのようにも見えてしまいます。
とくにエラの下、ほほ骨の下、眉下などの、太って見えがちな肉の塊ポイントのフェイスラインが、すっきりもたつきが減っています。
慣れてくると、自分でどの位置の筋肉は強めに刺激すれば、引き上げ効果やむくみ抑制効果が高いのかも分かってくるので、毎日1週間ほど続けてみるのがおすすめです。
マッサージ剤をティッシュオフや洗顔で一度洗い流した後は、顔周りのめぐりもよくなっていて、基礎化粧品もしっかりと仕事をしてくれます。
かならずモイストケアを行うようにしましょう。
顔マッサージの他の顔やせ直結法にはどんなものが?
こうして文字で書いた顔マッサージ法。なかなかプロセス数も多く、覚えるまでがなかなか大変そう。
他の方法では、お風呂上りのバストデコルテネックラインマッサージや、肩こり防止の同じ部位の体操。ネックラインに蒸しタオルなどを使ったホットパックなども。
そしてむかしからお母さんお婆ちゃん人気の、べろだしや口元の突出しなどの顔面筋トレも、顎やほほ周りを中心に、むくみのないすっきりとしたフェイスラインに近づけてくれます。
内部からむくみを徐々にとっていく方法なので、早い人でも始めてから3日程度はかかります。
前者では顔につながる肩や首の太い血管などのめぐりを高めることでのむくみ防止。
後者では顔の内側の筋肉が徐々に鍛えられることによるめぐりの改善が、徐々にむくみにきいてきますが、一度筋肉がしっかりとつき始めると、顔面筋トレ以外はとくに何もしなくても、いつも同じスタイルが保たれやすくなる点が便利なポイント。
いずれも続けることで徐々に、美しいフェイスラインが維持しやすくなる顔痩せ法なので「自分にとって続けやすい方法から」選んで取り組んでみるのが良いでしょう。