ガムで二重あごを解消する噛み方のコツと効果的なガムの種類
更新日: 2018年11月05日
たるんで二重あごになった顎周りにコンプレックスに思っている人も多いはず。さまざまな二重あご解消グッズがありますが、実は身近なガムを噛むだけで二重あごを解消できるかもしれないのです。
本記事では二重あごになる原因や、ガムを使った効果的な二重あごの解消法と、併せて行うといい二重あごを解消する簡単な方法をお伝えします。
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なぜ二重あごになってしまうのか?
二重あごになる人、ならない人
二重あごと聞くと一般的には太っている人がなりやすいイメージがあると思います。もちろん太っていて顎周りに脂肪がつけば二重あごになることもありますが、実は人間の体は本来顎には脂肪が付きにくいのです。
モデルやアイドルのように十分に痩せている人でも二重あごになることもありますし、逆に太っていても二重あごになる人もいれば、太っていてもならない人もいます。
これは二重あごになるかどうかは太っているかいないかよりも、それぞれの生活習慣や体質によって二重あごになりやすいかなりにくいかが決まるからです。
生まれ持った骨格によって二重あごなりやすくなってしまう事もありますが、二重あごにならないよう対処することも可能ですので、ぜひ今回紹介する方法を実践して二重あごを解消しシャープな輪郭を手に入れましょう。
二重あごの原因
二重あごになってしまう人には様々な原因があります。
- 肥満
- むくみ
- 筋力低下
- 骨格
- 姿勢
- 噛み合わせ
- リンパの滞り
など、これらのなかには不摂生が要因になっていることも多くありますので、二重あごの改善には生活習慣を正すことも大事な改善策の一つであると言えます。
それぞれの原因に対処することで二重あごが軽減、解消されますので細かく解消法をご紹介します。
その中でも意外で手軽な二重あごの解消法で、ガムを噛むことが有効なので紹介させていただこうと思います。
二重あごにガムが効く
二重あごにガムは有効な方法なのか?
フェイスラインを整えるためにガムを噛むことが有効と言われていて、二重あごを解消するためにも手軽で有効な方法のひとつです。
また安価でどこでも入手しやすく、移動中やテレビを見ているときにも手軽に行いやすいので続けやすい方法でもあり、続けることで結果につながりやすい方法とも言えます。
どういった二重あごに作用するのか?
上記したとおり二重あごには様々な原因があり、人によっても様々です。
ガムを噛むのはとりわけ肥満、むくみ、筋力アップに効果があるので、これらが原因で二重あごになってしまっている人はガムを噛むことが効率のいい二重あご解消法と言えます。
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ガムで肥満を解消し二重あごを軽減
ガムのダイエット効果
ガムには空腹感を抑え、間食を抑えてくれる効果がありますし、食前にガムを噛むことで食事の量を減らしても満腹感を感じやすくなります。
またガムを噛むこと自体がカロリーを消費することになります。30分ガムを噛むと約20~30Kcal消費します。カロリーを消費して間食も抑えてくれるならダイエットにはもってこいですね。
ダイエットにお勧めのガムは?
ガム1枚のカロリーはノンシュガーや人工甘味料使用の物で3~5Kcal(銘柄によりこれに限りません)です。カロリーが高めのガムでも一粒18Kcalほどですので、30分噛むことで摂取したカロリー分は十分消費できることになります。
もちろんなるべくカロリーの低いガムを選ぶ方が効果は高いですが、いずれにせよガムで太るということは考えにくいですし、好みのものを選んだほうが空腹感を紛らわせる効果も高くなるので、取り分けカロリーに気にせず好きなガムを選んでよいでしょう。
ガムを噛んでむくみ解消
むくみは二重あごの大敵
運動不足やアルコール、塩分の取りすぎなど栄養の偏りや、なんらかの原因でリンパの流れが悪くなっていると皮下に水分がたまりむくみが起こります。
むくみが起こると余分な肉がはみ出て二重あごになりやすくなってしまいます。
顔や顎周りは代謝が悪くなりがちでむくみやすく、むくみがとれにくい部分でもあります。同じくむくみやすい脚でも、歩けば代謝が促進され徐々にむくみが軽減されますが、顎周りは普段動かすことも少なくむくみが出てしまった場合には意識的にむくみを取らねばなりません。
ガムでむくみを解消するには
このむくみを解消するには筋肉を動かし代謝を促すことが有効です。ガムを噛む動作は顎や口周りの筋肉を広く動かすことになるので、血行を良くしてリンパの流れを促進し、むくみの解消に一役かってくれます。
特にガムを噛む動作や舌を使うことはフェイスラインに影響の大きい顎舌骨筋(がくぜっこつきん)という下顎の舌の真下にある大きな筋肉を動かすので、運動効果の大きい動作になります。
強くかみしめるというよりは、積極的に顎を動かし筋肉を刺激することでむくみ解消効果を生みやすくなります。
ガムで表情筋の筋力アップ
表情筋を鍛えると二重あごを解消しやすくなる
筋肉が落ちるとたるみの原因になりますがこれは顎の周りも同じで、顎の周りにある筋力が低下すると肉がたるみ二重あごの原因になります。
とくに表情筋は皮筋と呼ばれる骨と皮膚をつないでいるので、これが衰えると皮膚の垂れ下がりの原因にもなります。
顎にはもちろんダンベルなどのウエイトを付けることはできないので、ガムを噛みつぶす動作が表情筋を鍛えるための適度な負担になります。
ガムで表情筋を鍛える方法
柔らかくて負担が少ないガムでは筋肉が十分に筋肉を鍛えられないのでは、と思うかも知れませんが、筋肉は少ない負担を繰り返すことでも鍛えられますのでガムでも十分筋肉を鍛えることができるのです。
ガムで筋肉を鍛えるためには噛み方も重要で、軽く力を入れて噛み締めた状態を数秒維持することで負担が増え、より効果的に鍛えることができます。
顎は顔の側面両方から筋肉で引っ張ることで噛む動作をしていますので、片方の歯だけで繰り返しガムを噛んでしまうと筋力のバランスが崩れてしまうので必ず左右両方バランスよく噛むようにしましょう。
また歯が弱い方は歯を使いすぎることが原因で虫歯になりやすくなったり、歯が欠ける原因になることもありますので、無理に負担をかけることは避けるようにしましょう。
どんなガムがいいの?
最近では弾力の強いガムが発売されていますので、顎を鍛える目的であれば弾力の強い硬めのガムを選ぶとよいでしょう。硬いガムを選ぶことでクッション性も高まり歯の摩耗も抑えられます。
ただしはじめのうちは顎への負担を考え、無理に硬いガムをかまずに柔らかいものを選ぶことをお勧めします。
ガムで呼吸法改善
口呼吸と二重あごの関係
あなたは口呼吸が多いでしょうか。鼻呼吸が多いでしょうか。意外なポイントかもしれませんが、呼吸法はフェイスラインに大きな影響を与えます。
口呼吸をするとポカンと口をあけている形になり、多くの表情筋がさぼっているかたちになります。これが長年続くと筋肉は衰え頬は垂れ下がり、顎のラインに大きな影響のある顎舌骨筋(がくぜつこうきん)も緩んでしまいます。
鼻呼吸している人は自然と口元に力が入りフェイスラインもすっきりして、舌を口の中で固定しているので顎舌骨筋も常時自然に使っているので二重あごにもなりにくくなります。
ガムを噛むことで自然と鼻呼吸に
呼吸は無意識にするものなので、なかなか意図して変えるのは難しいものです。
しかしガムを噛んでいると顎を動かし唾液も分泌されるので、人は無意識に口を閉じるので自然と鼻呼吸を行いやすくなります。
頻繁にガムを噛むことで鼻呼吸をする癖をつけ、普段から口を閉じて鼻呼吸するようになれば意図せずとも口元に力が入り、顎舌骨筋も鍛えられるので二重あご解消につながります。
ガムで二重あごを解消するときに注意する点
ガムを噛みすぎるとデメリットも
手軽に試せて効果も大きくメリットばかりにみえるガムですが、ガムを頻繁に噛む時には注意しなければいけないこともあります。
軽い症状のものもありますが、ひどい場合には重い症状が出てしまう場合もありますので注意しましょう。
おなかが緩くなる可能性がある
最近のガムにはソルビトールという甘味料が入っていることが多いです。
砂糖に比べて低カロリーでお菓子やガムに広く使われている添加物ですが、このソルビトールは医療用に下剤として使用されるものでもあるので、摂取しすぎるとお腹が緩くなることがあります。
またガムに広く用いられているキシリトールも水分を含んで腸に届くので、便を軟らかくする効果があります。
ソルビトールやキシリトールを含むガムは食べ過ぎに注意しましょう。
頭痛になる可能性がある
ガムを噛みすぎるとこめかみまで幅広い筋肉を使うことになります。普段意識して鍛えない筋肉なので、ガムを噛むことで頻繁に動かすと疲労がたまりやすい半面もあります。この筋肉が過度に疲労していると血流の悪化などが原因で頭痛の原因にもなります。
慣れるまではガムを噛む時に過度に力を入れ続けたりすることを避け、毎日何時間もガムを噛むのは避けて適度に筋肉にも休息期間を与えるようにしましょう。
顎関節への負担
ガムを噛むことは耳たぶの下あたりにある顎関節を頻繁に動かすことになります。
過度に力を入れて噛んだり、繰り返し動かしたりすることでこの顎関節に負担がかかります。ひどい場合には顎関節症になり、普通の食事でも筋肉に負担がかかって顎の筋肉に疲労や痛みを感じやすくなったり、顎関節に痛みが出たりすることもあります。
顎関節はひどく摩耗してしまうと手術以外では治らないので、顎関節への負担は特に注意が必要な点です。
歯の摩耗
永久歯は一生使うものですが、繰り返し咀嚼したり強い力をかけたりすることで徐々に摩耗していきます。
ガムが多少はクッションになりますが、硬いガムを選ぶことでクッション効果も上がりますが、それでも歯と歯が触れることは防げないので繰り返し続けて噛んだり強く噛み締めすぎたりすると歯への負担が大きくなります。
歯が摩耗すると汚れや歯周病菌を跳ね返す表面のエナメル質が削れてしまい虫歯に弱くなったり、噛み合わせが悪化したりすることで口の周りに限らず様々な悪影響が出ることもあります。
ガムを噛む時は、草食動物のように顎を横にずらさずにまっすぐ閉じることを意識し、過度に繰り返し噛み続けたり、強く噛み締めすぎたりしないようにしましょう。
合わせてやりたい二重あご解消法
ガムだけでは力不足なことも?
ガムは有効な二重あご解消法の一つだということはお分かりいただけたと思いますが、ガムだけでは力不足なこともあります。また前述したとおり、ガムの過度な噛みすぎは健康面にリスクもありますので効果が出るまでずっと噛み続けるというわけにもいかず、二重あごが解消されるに至らないこともあります。
なのであくまでガムを噛むのは手軽に続けやすい解消法の一つととらえ、ほかにもいろいろなアプローチで二重あごを解消していきましょう。
ダイエットして二重あご解消
ガムがダイエットに有効ということは前述したとおりですが、肥満が二重あごの原因になっている可能性がある場合にはほかにもいろいろなアプローチでダイエットすることをおすすめします。
汗をかくことでむくみも解消されるので積極的に体を動かしたり、半身浴などで代謝をあげて脂肪とむくみを解消することで二重あご解消効果も大きくなります。
食事制限も効果的ですが、特に気をつけたいのがジュースや清涼飲料水などの飲み物です。水分摂取は夏冬問わず重要ですが、特に糖分の高い飲み物はカロリーも高く、かつむくみの原因にもなるので特に二重あごの大敵になります。充分な水分補給は重要ですが、カロリーの高すぎる飲み物は避けるようにしましょう。
むくみを解消して二重あご軽減
顔のむくみは自然にとれにくく、太っていないのに二重あごになってしまっている場合は慢性的なむくみが原因の場合もあります。
慢性的なむくみは一晩で付いてしまったむくみのようにすぐにすべて取り去ることは難しいですが、根気よく対処することで驚くほどすっきり二重あごが解消することもあります。
たとえば半身浴や足湯で血流を良くしたり発汗を促すのも方法の一つですし、フェイスマッサージでリンパの流れをよくしてむくみを解消する方法もあります。
過労や不眠など生活習慣はむくみが促進してしまいますし、アルコールや塩分、過度な糖分などの栄養の取りすぎもむくみの原因になります。
こういったむくみを解消する食べ物としては、塩分(ナトリウム)を排出する作用のあるカリウム(※1)を多く含むホウレンソウやイモ類、海藻類。
血行を促進するビタミンE(※2)を多く含むカボチャやアーモンドなどを適切量食べることをおすすめします。
参考サイト
※1:e-ヘルスネット
※2:厚生労働省「統合医療」に係る情報発信等推進事業
表情筋トレーニングで二重あご解消
表情筋はガムでも負担が少なく手軽に鍛えることができますが、歯や顎関節への負担を考えると頻繁に行えるものではありません。
顎関節や歯への負担が気になるときは、表情筋トレーニングで筋力をアップさせましょう。
二重あごに一番効く筋肉は顎舌骨筋(がくぜっこつきん)という舌の真下にある大きな筋肉です。
顎舌骨筋は収縮させることで目に見えて顎のラインが変わるほど二重あごにも影響の大きい筋肉です。積極的に動かすことで血行を促進してむくみ解消にも一役かってくれる筋肉なので、特にこの顎舌骨筋を重点的に鍛えるようにしましょう。
鍛える方法は簡単で、顎舌骨筋を動かしやすいよう少し上を向いて、舌を出して上下左右に動かすだけです。
上に動かす時は鼻先に触れるようにイメージして、下に動かすときは顎に触れるようイメージします。左右に動かす時は耳たぶを目指すようにまっすぐ伸ばします。これを繰り返すことで顎舌骨筋を鍛えることができます。
ただし普段あまり意識して動かすことのない筋肉を鍛えるので、急に思いっきりやりすぎると筋肉がつりやすいトレーニングでもあるので慣れるまでは無理して行わないようにしましょう。
噛み合わせを改善して二重あご解消
噛み合わせが悪いと二重あごだけでなく、顎関節症を引き起こしたり、虫歯などの歯周病や体のバランスが崩れることで頭痛や肩こりの原因にまでなると言われています。
特に顎関節症は二重あごの原因にもなりうるので、顎関節症には注意し、すでに顎関節症が疑われる場合は歯科医師等に相談しましょう。
睡眠時に歯ぎしりをする癖がある方はマウスピースを使用することで歯のすり減りを抑え進行を抑えられますので、マウスピースの着用も歯科医師等に相談してみましょう。
緊張状態を緩和して二重あごを解消
姿勢も二重あごの大きな原因になります。首周りの筋肉がこわばって緊張状態にあると、痩せていても二重あごになってしまうことがあります。
首や肩のストレッチやマッサージによって二重あごを改善する方法もありますので、積極的にストレッチを行い、カイロプラクティックなどに通い姿勢を改善することで二重あごを解消することもできます。
また睡眠が適切でないと首や肩が緊張状態になって二重あごになってしまいますので、寝具や睡眠時間などを見直すことも有効な対処方法の一つです。
まとめ
- 二重あごには様々な原因があるので、それぞれに合った対処法を実践する。
- ガムを噛むことは二重あごに効果を発揮することがある。
- 歯や顎の負担を考えガムの噛みすぎには注意する。
- ガムを噛むだけでなく、様々な対処法を併用することでさらに効果をアップさせることができる。