深呼吸で体のなかから美しく!深呼吸ダイエットを徹底解明
更新日: 2018年11月03日
人間の生存に書かせない「呼吸」。生命維持だけではなく、深呼吸はリフレッシュにもつながりますよね。
ではそれが、ダイエットにもつながるとしたらどうでしょう。
関連する本が多数執筆されるなど、今メディアも大注目の「深呼吸ダイエット」。
今回は、話題沸騰中、深呼吸ダイエットについて詳しくご紹介していきます。
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深呼吸ダイエットとは、そのやり方は?
深呼吸ダイエットとは、その名の通り、深く呼吸をするだけ、たったそれだけのダイエットです。
しかし旅行先ならともかく、なかなか日常の中で「深呼吸」を意識して行うことは少ないのではないでしょうか。
このダイエットのポイントは、「きちんとした呼吸を行う」ことにあります。
深呼吸ダイエットのやり方
- まずはしっかりと鼻から息を吸い込んで下さい。
普段は意識せずに口呼吸をしていることが多いと思いますが、ポイントは「鼻」呼吸をすることです。 - 次に、口からゆっくり長く息を吐きだしましょう。しっかり吐ききってください。
ご自身でカウントし、それに合わせて吐くとやりやすいです。
カウント数は自由ですが、私は概ね15カウントで息を吐ききっていました。
さらに、呼吸の際に横隔膜を大きく動かすようにするのもポイントです。
深呼吸ダイエットのメカニズム
みなさんの中には、なぜ深呼吸をするだけでダイエット効果が得られるのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そもそも、深呼吸には体の緊張をほぐしリラックスさせること、および血液循環を良くするという効果があるのです。
その上、酸素を取り込み、それを血液循環によって体の隅々まで届けるという働きもするのです。
脂肪は、酸素と結びついて初めて消費されるようになります。ですので、血液中の酸素と結合することにより脂肪燃焼効果があるのです。
さらに、血液に含まれた酸素が末端にまで届くことから、効率よく、かつ全身で脂肪燃焼ができるという仕組みです。
身体の血流をもよくしたうえで、脂肪燃焼にもつながる、健康的かつ合理的なダイエットなのです。
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深呼吸ダイエットで痩せる部位は?
深呼吸ダイエットには、インナーマッスルを鍛え刺激する効果があります。
呼吸を深くすることでお腹の伸縮を伴い、結果としてインナーマッスルを鍛えることができるのです。
そもそもインナーマッスルとは、いわずと知れた腹筋よりもさらに深いところにある、腹横筋(ふくおうきん)、多裂筋(多裂筋)、骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)という名前の筋肉です。耳にしたことがある方も多いだろう「横隔膜」も、このインナーマッスルにあたります。
そして、呼吸をするときに、このインナーマッスルが活発に動くのです。
まずは息を吐くとき。この際に、横隔膜は緩み、逆に骨盤底筋群は緊張してややこわばります。他方、多裂筋は身体の揺れを抑え安定させる働きをし、腹横筋は圧をかけ、お腹をへこませる役割をします。
このように、「息を吐く」という一つの動作においても、各インナーマッスルが活発に動いていることがお分かりいただけると思います。
次に「息を吸うとき」です。今度は骨盤底筋群と腹横筋が弛緩して下にさがります。
多裂筋は同様に体の安定を助け、そして横隔膜は筋肉の収縮運動を行います。
以上のように、「呼吸」という一連の動作において、インナーマッスルを活発に動かすことができ、鍛えることができるのです。
そして、インナーマッスルを鍛えることによって基礎代謝が増加し痩せやすい体づくりにつながるとともに、骨盤の歪みを正すことができます。
その結果、美しいくびれを作る効果が期待できるのです。
また、上記のとおり、深呼吸ダイエットは血流を良くして全身に酸素を届けるものですから、全身の代謝があがり、全身痩せも期待できます。
精神バランスを整えることにより、ダイエット効果も期待できる
深呼吸ダイエットは、上記のとおりダイエットに効果的なだけではありません。
自律神経の乱れを整える効果も持っているのです。
忙しい現代社会。仕事や家事が忙しくイライラしたり、せっかくのお休みなのに、体は全然休まった気がしない、などのお悩みを持つ方は少なくないと思います。
そもそも自律神経とは、「自律」という言葉通り、自身ではコントロールできない神経のことです。そして、「交感神経」と「副交感神経」の2つに分類され、これが、活動中と休憩中というタイミングに合わせて自動的に切り替わる仕組みなのです。
しかし、これが上手く切り替わらない、休むべきときなのに、常に交感神経が働いてしまっている…という状況になると、眠れない、めまいがする、などの症状を引き起こし、悪化すれば自律神経失調症につながってしまうのです。
上記したとおり、原則として自律神経は自分でコントロールできません。
しかし、ただ一つ、自分の意思でコントロールするための秘密があるのです。それが、「呼吸」なのです。
呼吸において、息を「吸う」時には交感神経が、「吐く」ときには副交感神経がそれぞれ働きます。そして、深呼吸は身体をリラックスさせ、副交感神経を優位に働かせることになるのです。その結果、ストレスなどで過度に働いてしまっている交感神経を休ませ、自律神経をリラックスさせてあげることができるのです。
そして、自律神経の乱れが改善されることにより、便秘解消につながります。
また、全身の血流がよくなって老廃物が回収され、痩せやすい体づくりにもつながるのです。
まさに深呼吸ダイエットは、精神も身体もどちらのバランスをも整えて、痩せやすい健康的ボディメイクに一役買っている、というわけです。
応用編!組み合わせでさらなる痩せ効果を!
深呼吸ダイエットは、それ自体で代謝を高めたり痩せやすい体をつくったりするという利点がありますが、ヨガなど他のエクササイズと組み合わせることによって、さらなる痩せ効果を期待することができます。
たとえばヨガと組み合わせる場合、そもそもヨガのポーズそれ自体にリンパの流れをよくしたり、姿勢を改善したりする効果があるものがあります。
そのため、それに深呼吸を組み合わせれば、ポーズの効果もあがりますし、よりダイエット効果が得られるというわけです。
実際に私が通っているヨガでも、ポーズの効果を高めるための呼吸法の指導があり、ポーズ中に深呼吸を意識するように教えられます。
また、運動の前の準備体操に深呼吸を取り入れるのもおすすめです。
深呼吸によって酸素を取り入れ血流を良くすること、これだけでも有酸素運動になり、ダイエット効果が期待できるのです。
そして、その後の運動によるエネルギー消費効率をも高めることにつながります。
準備運動として取り入れるので、呼吸をしながら手の動きを付けてみるのもおすすめです。
具体的には次のように深呼吸を行います。
- 仁王立ちで立ち、手は足の横に添えます。
- ゆっくり長く息を吸いながら、徐々に手を上げていき、万歳をします。
- 今度はゆっくり長く息を吐きながら、手をもとの位置まで戻します。
このように動きがつくことによって深呼吸もやりやすくなりますし、体側を伸ばすこともできるので、準備運動にもなって一石二鳥です。
実際に深呼吸ダイエットをやってみた結果
では、158cm、体重47kgの女性である私が、実際に深呼吸ダイエットを一ヶ月間行ってみた結果をご報告します。
なんと、マイナス1kgに成功しました!!
私が実践した方法はとても簡単、毎日眠る前に5分間、立ったまま足を肩幅に開いて深呼吸をする、たったそれだけです。
私はリラックス効果が欲しかったので、深呼吸中は目を閉じたり、また動画サイトで小鳥のさえずりのBGMをかけたりして、森の中をイメージして呼吸をしたりしていました。
仕事で遅くなり疲れたときは、眠る前、ベッドの上でお腹に手をおいてインナーマッスルの動きを感じながら、5分の深呼吸をするという簡易な方法もとっていました。
その結果、まずはお通じがよくなり、便秘改善効果がありました。
さらに、イライラしにくくなったのです。私はイライラすると暴飲暴食をしたり不眠になったりするのですが、イライラが解消されたことでそれらがなくなったことも、マイナス1kgに成功した大きな理由ではないかと考えています。
まとめ
「呼吸」は、普段から私たちが何気なく行っていることです。しかし、改めて呼吸に意識を向けてあげることで、痩せやすく健康な体を作ることができるのです。
また、呼吸を整えることで、「自分」に意識を向けてあげることもできます。
ダイエットとリラックス効果をあわせもつ深呼吸ダイエットで、内面からも外面からも「美しさ」を手に入れましょう!