1日1分のブリッジで背中痩せ実感【体脂肪7%減や驚きの効果を公開】
更新日: 2018年11月03日
オフィスワークやスマホいじり、ついつい猫背になっている背中。10代~20代前半まで気にしたこともなかったのに、ふと鏡を見たら下着にたっぷりと乗っかった脂肪を見つけてしまったアラサー女子も少なくないはず。
そして一度背中についてしまった脂肪がなかなか落ちない、落とすためにどうやったいいか分からないなどと、落ち込んでいる人も多いのではないでしょうか。私もその内の一人でした。
そんな私が実際に試して効果的面だった、アラサー女子必見の1日1回のブリッジダイエットエクササイズをご紹介します。
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いつの間にオバサンになっていたの?!
私が背中の脂肪に気がついたのは27歳の秋。結婚式のためにウェディングドレスを試着した時のことでした。
好みのウェディングドレスを選んで意気揚々と試着室へ入った私は鏡を見て愕然。背中にたっぷりついた贅肉がビスチェにどっぷりと乗っかっているではありませんか。
毎日のオフィスワークが高じて過度の運動不足、さらに昨今のゆるトップス、ゆるニットの流行ファッションに甘えていた私の背中は知らず知らずに脂肪を蓄え、幼い頃に夢見ていたウェディングドレスを綺麗に着こなすどころか、人様にはとてもお見せできないほどの見苦しい姿に変わり果てていました。
よく街角で見かけていたトップスの上からでも十分に目視できる、下着から揚々と溢れたオバサンの代名詞とも言える贅肉が、いつの間にか自分自身もそうなっていることに気がつきもしませんでした。
そう言わてみれば、自然と避けるようになっていた露出の多い服や、ボディーラインにぴったりとする服、それはアラサーになってから知らず知らずに蓄積されていた背中肉を隠すためだったのかもしれません。
身長167cmに57kg、スタイル抜群とはとても言えないにせよ、世間一般的には「肥満」に分類されるような体型ではないと思っていたのですが、これがいわゆる加齢による「筋肉の低下」と「たるみ」なんだと20代後半に突入して発覚したのでした。
ここから老け込む!生活習慣と背中肉の関係
下着からはみ出た脂肪、そんなオバサン体型とは無縁だと思っていた自分がいつの間にか「予備軍」、いいえ、もはや「一軍」になっていました。その脂肪は自分自身が日頃行っている生活習慣からの賜物だということに他ならない話です。
いわゆる一般的なOLだった私はオフィスワークで1日8時間以上椅子に座った状態で、大きな動きもない典型的なタイプでした。トイレ休憩の間にちょっとやってみた伸びやストレッチ程度では運動不足が解消されるわけもありません。
それに加えてスマホを触る時の姿勢、ついつい俯き加減で猫背なっていたり、うつ伏せで寝転びながら触っていたりした過去の自分を悔やんでも時間を巻き戻すことはできません。そのような日頃の猫背、姿勢の悪さが背中はもちろんのこと身体の老化へ導いていることは目にも明らかです。
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ブリッジで作る!背中美人への道
ブリッジと聞いて思い出すことはなんでしょう?
子供の頃よくしていたなぁなんて懐かしくなる人もいるかもしれません。
ここで是非一度試してほしい、アラサーになった自分が果たしてブリッジをできるかどうかを。実は幼少期、体操を習っていた私はブリッジなどお手の物でした。ブリッジ歩行ができるくらい得意中の得意だったのに、久しぶりにやってみたら、なんとかろうじて身体が持ち上がる程度。
ブリッジするために必要な筋肉が衰えていることはもちろん、背中の柔軟性も失っており、代謝も下がっているということがこのブリッジひとつで一目瞭然でした。
1日1分のブリッジダイエットとその効果
半信半疑で始めた1日1分のブリッジ。実際に半年実践してウエストマイナス5cm!
ウェディングドレスのビスチェから溢れ出した背中肉を解消してウェディングドレスのサイズダウンまで叶ったブリッジダイエットの効果をご紹介します。
ストレッチ効果で新陳代謝アップ!
まずブリッジのポーズを始めて一番最初に感じた効果が新陳代謝の向上でした。
ブリッジをすると腹部が思いっきり伸ばされます。このブリッジポーズ以上に腹部をこれだけストレッチできるポーズは他にありません。
うつ伏せの状態で、腕の力で床を押し上げ上半身を持ち上げても同じように腹部を伸ばしストレッチすることは可能ですが、ブリッジポーズ以上のストレッチ効果は望めませんでした。
そして普段伸ばさない部分を刺激することで、人間は汗をかき、代謝がアップすると言われています。
代謝がアップすれば背中の脂肪はもちろん身体全体のエネルギー消費にも役立ち、ダイエット効果が期待されるのです。
始めた当初、1分もできなかったブリッジポーズ。たった10~20秒でも終わった後に身体がじんわり熱くなる感覚がありました。こんなに短いエクササイズで発汗する感覚があることは驚きの一言です。
そしてブリッジポーズには女性にとってさらに嬉しい効果がありました。それがお通じが劇的によくなったということです。
日頃のオフィスワークであまり動かない上に、会社の付き合いで食事会や飲み会が頻繁にあった当初、不規則な生活をしていた私は常に便秘気味で、定期的に排出することができていなかったのですが、ブリッジを始めてから腹部の刺激が効いているのか、お通じが改善されるようになりました。
ヨーグルトや食物繊維を摂取すればいいとよく聞きますが、実際に1日に食べられる量は限られており、なかなか継続して摂取することができませんでしたが、ブリッジポーズで解消されたことは私にとって素晴らしい変化でした。
さらに腹部のへの良い刺激を与え、新陳代謝アップに伴い、体内の血液の循環がよくなっていくため、冷え性の改善、生理痛や生理不順にも効果があります。
普段使わない筋肉を使って筋肉量アップ
私がこのブリッジダイエットを実践して一番効果を感じていること、それが筋肉量の増加です。
ブリッジポーズを始めた1日、2日目では身体を10秒持ち上げるのもやっとであり、さらに形も綺麗な曲線を描けず、ブリッジとも呼べないポーズでした。そして次の日から筋肉痛が、背中だけでなく腕や足、ヒップにも起きて、全身の筋肉が使われていることを実感しました。
1週間も続けているとブリッジの形が徐々に改善されているのが分かりました。腰が高くなり、腹部のストレッチも倍増。そしてそのポーズを支える、背中や腕の筋肉も発達しているためか、身体が感じる筋肉痛の痛みも徐々に少なくなっていきました。ブリッジをしていて辛い!という感覚が少しずつ改善されていったのです。
そしてこの筋肉量のアップで嬉しかった効果は、疲れにくい身体作りができていると実感できたことです。
毎日退勤時にはへとへとに疲れて家ではなにもできない生活を送っていました。また朝もなかなか起きられない毎日だったのですが、ブリッジを始めて2週間を過ぎた頃から体力の向上を感じ、仕事上でも集中力のアップも感じるようになっていました。筋肉量のアップが行動力の向上にも繋がっているということです。
また、筋力アップの中でも特に背筋を鍛えるメリットがありました。日本人は欧米人に比べ、肩が前側についていると言われています。人間の身体を上から見て、胴体に対する腕と肩の角度が、日本人は前側についているため、姿勢にかなり気を遣っていても、日常生活において必然的に猫背になりやすいのです。
肩甲骨を引き寄せるように胸を開くと姿勢がよくなるのですが、この姿勢を楽と感じ、継続できる人はなかなかいないはずです。
もともと肩が前方についていて、猫背になりやすい体格の日本人。ではどうすれば姿勢をキープすることができるか?それはやはり背筋を鍛え、支える力を養う他に方法はありません。筋肉量のアップが姿勢の改善にも繋がっていると実感し始めました。
「天使の羽」と「ヴィーナスのえくぼ」出現で背中美人の幕開け
「天使の羽」と「ヴィーナスのえくぼ」をご存知ですか?
モデルの泉里香さんがテレビで紹介して有名になったこの二つのキーワード。まず「天使の羽」とは肩甲骨のこと。ぴんと伸びた背筋に浮き出る肩甲骨は背中美人の代名詞と言えそうです。
そして「ヴィーナスのえくぼ」は、ヒップの少し上の腰部分に背骨を挟み込むようにできているくぼみのこと。世界的なスーパーモデル、ミランダ・カーや日本の有名モデルも数多く注目するこのくぼみは、アメリカではくぼみを作るための整形手術まであるほどなのです。この二つがそろって真の背中美人と呼べそうです。
そんな「天使の羽」と呼ばれるこの肩甲骨は、25歳を境にどんどん衰えていくパーツであり、意識的に鍛えてあげないと背中に脂肪がついて、どんどん動かしづらくなってしまうのだとか。
動かしづらくなった肩甲骨の周りさらに脂肪がつく、という悪循環を生み出します。そして「ヴィーナスのえくぼ」に関しても、運動神経が発達し、細身の体型の人にできやすいということでしたが、ここで驚きの結果が起きたのです。
ブリッジダイエットを始めてから、新陳代謝アップ、お通じ改善、筋肉量のアップ、体力向上、これまでの良い効果を実感してきた私が一番驚いたこと、それはある日突然、私の背中にもうっすらとではありますが、「ヴィーナスのえくぼ」ができていたことでした。
そして「天使の羽」こと肩甲骨に関しても驚きの効果がありました。いままで右手を上から左手を下から背中に回して手をつなぐことができなかったのですが、1ヶ月ほど過ぎたあたりから触れるようになっていたのです。
ブリッジのポーズは全身のストレッチ効果があります。そして腕や足の力で押し上げて背中に負荷を与えながら反らせることができるため、肩甲骨へのストレッチ、エクササイズが可能だと感じました。そしてヒップも持ち上げるために力も使うため、ヒップのすぐ上にあるくぼみにもダイレクトな影響がある一石二鳥のポーズだと感じています。
肩甲骨の凝りの改善やヴィーナスのえくぼを出現させるという嬉しい効果をもたらしてくれたブリッジダイエット、背中痩せを実感することはもちろん、ここでも新陳代謝アップが高じてか、肩こりの改善もありました。
骨盤の歪みを矯正し姿勢美人に
ブリッジダイエットを継続してやるべき一番の理由、それは骨盤の歪みを矯正するということです。
重い荷物を身体の片側だけで偏って持ったり、足を組んで座ったり、日常の生活において身体を歪ませる習慣は驚くほど潜んでいます。
寄りかかった方が楽、足を組んだ方が楽、横を向いて寝た方が楽、これは全て骨盤の歪みから来ているのです。
骨盤が歪む理由は様々ですが、その一つに筋肉の不均衡があります。
そして骨盤が歪んで困ること、臓器の位置が歪みに合わせて下がってしまい、各機能が低下してしまうということです。
臓器の機能低下に伴い、新陳代謝が下がるため太りやすくなることはもちろん、その歪みでできた空間を埋めようとさらに脂肪を蓄積するようになります。
ブリッジダイエットでは、この歪みを改善できるのです。それはお腹と背中に同時に刺激を与え、均等に筋力をつけることができるため、骨盤の正常な位置に戻し、身体全体のバランスを整えてくれるからです。
お腹周りが気になったり、今回のように背中肉が気になったりした場合、腹筋だけ、背筋だけと気になった部分だけトレーニングして鍛えようとする人がいますが、これではアンバランスな筋力しか生成されず、骨盤にさらなる歪みを与え、大きな肉体改造の効果は得られないことはおろか、かえって逆効果になることがあります。
ダイエットを目的とするトレーニングは、部分的に行うのではなく、全体的にバランスよく行うことが大事なのです。そういった意味でも、ブリッジダイエットは、全体の筋肉を使いながらも、ストレッチもできるエクササイズであり、全体の筋力をバランスよく鍛えることができます。
そして結果骨盤の歪みも矯正出来るため、臓器をもとの位置に戻し、結果痩せやすい身体づくりにつながるということです。
半年後の体型の変化
しなやかなボディー
これまでお話ししてきたブリッジダイエットの効果で、私の身体は半年で劇的に変わりました。
まずは筋肉量です。体脂肪でお話しすると、私は28%以上あったいわゆる「内臓肥満」でした。見た目に関しては前述しましたように、9号サイズを着れることから、世間一般的には「肥満」と呼ばれるカテゴリーではありませんでしたが、数値で見るとかなり代謝が低く、不摂生だったということが分かります。
そして半年後、その数値は21%まで下がりました。バストのアンダーもぎりぎり維持していた75から、70までサイズダウン。しかし不思議なことにバストのサイズはそのままでした。下着のサイズでいうと、バストとアンダーの数値に差が開いたことからサイズアップをしたという驚きの結果が待っていたのです。
ブリッジダイエットの時間は1日1分。激しい筋肉トレーニングではないため、一部分のパーツの筋肉が著しく大きくなってしまう(太ももが太くなった、腕が太くなった等)ということがありませんでした。
しかしながら、全体的な筋肉を刺激することから、身体の中でも大きな筋肉も刺激されることでのダイエット効果があります。その中でもブリッジのカーブを支える大きな筋肉の一つである背中には、美しくしなやかな筋肉がついていました。
ジョギングやライニングを始めとする有酸素ダイエットをすると、確かに痩身効果はありますが、胸から痩せていくという欠点があるのに対し、ブリッジダイエットは筋肉量の増加、姿勢の歪み改善が目的とされているため、「脂肪をそぎ落とす」というよりも「しなやかな筋肉を作る」という意味合いが強いと実感しています。
体型の継続維持
これまで食事制限や置き換えダイエット、様々なダイエットを試してきましたが、必ずと言っていいほど隣り合わせだったことが「リバウンド」です。
食事制限では、一時的にカロリー摂取量が減ることから、体重が減少するのは当たり前のことであり、また食事を戻せば栄養を吸収しようと余計太りやすくなります。
しかしブリッジダイエットは筋肉を増加させているため、太りにくい身体作りができています。結婚式から1年、いまだに良い姿勢と体型を保つことができているのはブリッジを継続しているおかげだと感じています。
ウェディングドレスの嬉しいサイズ直し
ブリッジダイエットを継続してやった半年で、アンダーのサイズダウンに伴い、背中の溢れた脂肪がどこえやら、ビスチェと身体の間に指は入るほどの余裕ができていました。胸下を2cm、ウェストに関しては5cmのサイズ直しをすることになったのです。
改善されたのはドレスのサイズだけではありません。試着時に気になっていた猫背、後ろ姿は肩甲骨が埋もれ華奢とは程遠い幅広い印象でした。
さらに肩が前方に下がり、前かがみになっているように見えなんとも不恰好だった立ち姿も、ブリッジでの骨盤矯正の影響もあり姿勢が改善されました。そして背筋が伸びたことによりバストもアップしたように感じています。
ブリッジダイエットエクササイズは継続こそ力なり
最初は本当に苦しくてただただ辛いブリッジダイエット。身体は思うように持ち上がらないし、その辛さに挫折する人が多いことも事実です。私も結婚式という大きな目標がなければ挫折していたかもしれません。
しかし続けてこそ、女性の身体の悩みを一層してくれる素晴らしい効果が待っています。
最初は1分とい言わず、5秒、10秒から始めてみることが大切です。私は最初はとても1分など持ち上げることができず、頭を床につけた状態で腰だけを上げるところから始め、5秒を3回、10秒を3回と、少しずつできる範囲を伸ばし、今では綺麗なアーチを描いて1分間維持することができています。
できるところから始めて、1日1分、自分の身体のためによいことをという気持ちで始めれば、1ヶ月後、2ヶ月後、半年後、背中美人になれているはずです。