経験者がバドミントンダイエットの効果と痩せる方法を解説【下半身太りの理由も】
更新日: 2018年11月03日
ラケットも安価で、テニスに比べてシャトルやラケットも軽いので、気軽に始められるバドミントン。実は、短時間でご飯一膳分のカロリー消費ができてしまう、大変消費効率の良いダイエットなのです!
そのうえ、スポーツであることから、美しい筋肉を手に入れることができる健康的なダイエットとしてとてもオススメです。
今回は、そんなバドミントンダイエットの魅力を余すことなくお伝えしていきます。それに加えて、気になる「バドミントンによる下半身太り」についても、正しく紹介していきます。
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バドミントンダイエットとは?
バドミントンダイエットとは、その名のとおりバドミントンをするだけで痩せることができるダイエットです。
「今年1番なりたい顔」で1位を獲得し、モデルとして大活躍中の西内まりやさんも、なんと小学3年生から中学2年生までバドミントンをされていました。170cm、47kgという筋肉のついた美しいボディは、バドミントンダイエットの賜物ですね。
バドミントンダイエットには2つの方法があります。
一つ目は、「有酸素運動としてのバドミントン」を行う方法です。
有酸素運動とは、長期間にわたり行うトレーニングのことで、体内に酸素を取り込むことで脂肪を燃焼させるものです。これをバドミントンで行う場合は、芝生などの上で、ゆったりとシャトルを打ち合う方法で行います。みなさんが想像するような、レジャーとしてのバドミントンのイメージですね。
方法の2つ目は、「無酸素運動としてのバドミントン」です。上記のとおり、老若男女問わず楽しむことができるバドミントンですが、競技として行うバドミントンはとてもハードです。コートの中を縦横無人に駆け回り、シャトルを追いかけ、体を上下に動かし、瞬発力よくシャトルを打つ。持久力、筋力などあらゆるパワーが要求されます。そのため、消費カロリーが高いことが特徴です。
そして、無酸素運動としてのバドミントンとは、まさに上記のとおり、体育館などでバドミントンのゲームを行っていく方法になります。
バドミントンの効果は?消費カロリーや痩せる部位は?
バトミントンダイエットには2種類の方法があることは上記でご紹介しましたね。そこで、ここではその効果、具体的な消費カロリーや痩せる部位をご紹介していきます。
まずは、「有酸素運動としてのバドミントン」についてです。特長としては、遊戯として、ゆったり自分のペースで楽しむことができる点にあります。体内に多く酸素を取り入れることで、脂肪を燃焼させることができるのです。
痩せる部位としては、腕を高く上げ上下にスイングする動きが多いことから、二の腕の引き締めに効果的です。
次は2つ目、「無酸素運動としてのバドミントン」です。この特徴として、カロリー消費効率がよいことが挙げられます。
手軽にできそう、と思われていたバドミントンですが、現在はオグシオペアや、リオ五輪で活躍したタカマツペアなどメディア注目度も高いため、試合をご覧になった方も多いのではないでしょうか。
そうです、無酸素運動としてのバドミントンはまさにあのまま、ハードな試合を行っていくものです。そのため、消費できるカロリーが非常に大きいのです。10分間で約75キロカロリーが消費できるため、なんと、たった30分間でご飯一膳分(220キロカロリー)、1時間でビーフカレー1杯分などが消費できてしまうことになります。
そして、バドミントンを2時間行った場合は900キロカロリーを消費でき、これはなんと水泳を2時間フルに行った場合と同じなのです!
以上のように、短時間で効率的にカロリーを大きく消費することができる点が、効果としての特徴です。
そして、痩せる部位としては、全身にまんべんなく筋肉をつけることができ、全身の引き締めに効果的です。バドミントンは上半身を使いショットを打ち、他方下半身でコート内を駆け回るため、全身の筋肉を使用して行うスポーツであるからです。
また、バックやフォアといって左右のシャトルを取る際に腹部を捻るため、ウエストシェイプにも効果的です。
ここまで読んでいただくと、ハードすぎてついていくのが大変、と思われるかもしれません。ですが安心してください。バドミントンダイエットを始める際は、「基礎打ち」と呼ばれる、基本の打ち方の確認から始まります。そのため、いきなりハードに動くなんてことはありません!この点については、後述する実際の体験談の中で、詳しくご紹介していきます。
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バドミントンダイエットの方法は?
まずは、「有酸素運動としてのバドミントン」を行う方法をご紹介します。これはあくまで有酸素運動ですので、笑顔で相手とコミュニケーションがとれるペースで行いましょう。シャトルを高く上げて相手が無理なく取れるようにし、長期間のシャトルの打ち合いができることを目指すなど、ゆっくり無理なく、長い時間継続できるように行うことがポイントです。
加えて、次に記載する無酸素運動とは異なり、公園や芝生、レジャー施設など場所を選ばずできることから、実践しやすいという利点があります。また、ラケットも遊戯用の物で十分ですので、初期費用も安く始めることができます。
次は、「無酸素運動としてのバドミントン」です。実体験からして、絶対に用意してほしいものは「バドミントンシューズ」です。バドミントンは体育館内をハードに動き回るため、脚にかかる負担を軽減し下半身を保護する必要があるからです。
趣味だけではなく、部活や競技としてのバドミントンを始める際には、指導者から必ず「シューズを用意する」ように言われます。ラケットよりもまずはシューズ!などと言われるくらいなのです。
シューズをそろえたら、いよいよプレーをしましょう!昨今のバドミントンブームで競技人口は上昇傾向にあり、平成27年度は国内において約27万人にも及んでいます。男女比にも大きな偏りがなく、大体半々くらいの比率でプレーされています。そのため、全国各地に社会人バドミントンサークルがあります。仲間やサークルを見つけやすいこともバドミントンダイエットのメリットのひとつです。
サークルを見つけたら後は簡単。体験などができるサークルがほとんどですので、自分のペースで無理なく続けられるところを選びましょう。
仲間が既に集まっている方は、ご自身で体育館を借りてプレーすることもおすすめです。ですが、基本的な打ち方やネットの張り方など、バドミントン独自のルールやコート設営方法もあるので、初心者さんはやはりサークルからスタートすることをおススメします。
下半身太りするって本当?
結論からいうと、無酸素運動としてのバドミントンを行う場合は、下半身太りをします。
バドミントンは、下半身に重心を置きラケットを構えるのが基本のポーズ(動画参照)です。
動画:バドミントン ホームポジションと基本の構え方
さらには、下半身を軸に体を左右に展開してショットを打っていきます。したがって、下半身を非常によく使うため筋力がつき、結果として下半身太りをしてしまう、というメカニズムです。
ゲームなどを行う際には下半身や体幹のトレーニングも必要となってくるため、これによって筋力がつき、結果として下半身太りにつながるという理由も挙げられます。
私自身も、無酸素運動としてのバドミントンを行っているときは太ももが太かったですし、バドミントンが上手な友人や後輩も、下半身太りの傾向はありました。
ですので、スラリとした体形を手に入れることを目標としている方は、有酸素運動としてのバドミントンを主に行うといいでしょう。
実際にバドミントンダイエットをやってみて
いかがでしたでしょうか。ここでは、上記に加え、私が実践して感じたことなどをより詳しく書いていきたいと思います。
私自身の実践歴としては、中学校・高校とバドミントン部に所属し、競技として「無酸素運動としてのバドミントン」を行いました。
その後、大学時代にはダイエットとして、「有酸素運動としてのバドミントン」をとりいれたあと、大学院時代に太ってしまったからだをなんとかすべく、「無酸素運動としてのバドミントン」をもう一度やった、という感じです。
ですので、ここではダイエットとして行った大学・大学院時代のバドミントンについてお話しています。
結論から申し上げますと、バドミントンダイエットは痩せます!それも、健康的に痩せます。身長158cmの私は、1年間のバドミントンダイエットを通じ、50キロから47キロまで、3キロの減量に成功しました。
その秘訣は、尋常ではない汗の量とカロリー消費効率の良さ、老廃物の排出にあります。まず前者については、カロリー消費量が高いため、忙しい仕事や学校帰りのわずか2時間プレーしただけでも、簡単にカロリー消費が可能です。そのため、毎日忙しく食事時間が不規則で太りやすい食生活をしている方や、食べることが大好きな方にはうってつけのダイエットです。
加えて、ハイクリアーと呼ばれるショットを打つ際は、二の腕を高く上げて打つことになるため、二の腕の引き締めにも効果があります。
また、バドミントンはよく動くことはもちろん、シャトルが風で飛ばされないように、室内を締め切って行います。シャトルが光って見えないということを防ぐために、遮光カーテンを閉める場合もあります。そのため室温も高く、かなりの発汗効果が期待でき、老廃物を流しだすことができます。
そしてなによりのオススメポイントは、楽しく健康的に痩せられる!ということです。スポーツであるバドミントンは、筋肉をつけ健康的かつしなやかな肉体を手にいれられることはもちろん、気分面でもさわやか、開放的な気分になり、精神・情緒の安定につながります。また、バドミントンは相手がいなければできないスポーツですので、人とのつながりをつくることもできます。
このように、肉体的にも精神的にも健康になり、それでいて美しく痩せられる、魅力的なダイエット方法です。
まとめ
健康的なバドミントンダイエットですが、上記のとおりバドミントンはハードなスポーツです。いきなり無理をせず、ご自身のペースで初めていきましょう。
また、発汗量も多く老廃物を排出しやすい反面、脱水症状や季節を問わず熱中症にもなりやすいことから、こまめな水分補給が肝要です。
自分の体と対話し、無理のないようにしながら、バドミントンダイエットで美しく痩せましょう。