受験生にダイエットは難しい?薬学部受験で10kg太った私が理由と解決法を教えます
投稿日: 2019年02月02日
年が明けて、センター試験の季節。受験生の皆さんは、最後の追い込みにさしかかる時期でしょう。ある程度人生の決まる瞬間でもある大学受験のプレッシャーは、高校受験の比ではありません。ダイエットとの両立にお悩みの受験生も多くいるでしょう。
今回は実際に受験生の頃にドカ食いして太った体験を元に、大学受験を控える高校生をメイン層のターゲットと想定して「受験生にダイエットが難しい理由」をまとめました。
スポンサーリンク
遅くまで起きていてお腹がすく
受験生は夜遅くまで塾で勉強し、深夜まで起きていることが多いでしょう。
通常、人間は食後5~6時間で空腹になります。
朝6時と昼12時、夜6時に食事を摂る一般的な生活を送って、深夜12時過ぎまで起きていたらお腹がすくのは当然です。
塾から帰った途端、ラーメンをかきこみたくなる気持ちは痛いほど分かります。
「食べてすぐ寝ると太る」昔からよく聞く話ですよね。
勉強を終えてすぐに寝てしまうと、摂取したカロリーが使われず脂肪に変わってしまうので太りやすくなってしまいます。
せめて、高カロリーのものは摂らないよう夜食はヘルシーなものにすることをおすすめします。
部活を引退してカロリー消費量が減る
運動部に所属していた人は、毎日の練習で相当のカロリーを消費していたはずです。
放課後だけでなく朝練までしたり、大きな大会に出場するようなハードな部活なら、消費したエネルギーを補うための高カロリーな食事が当たり前になっているでしょう。
高校3年で部活を引退すると、当然その分のカロリー消費が減ります。
食事の量はそのままに、カロリーの消費量だけが減ったら当然太ってしまいますよね。
これを解決するためには「部活を引退した時点でカロリー消費量が減った」としっかり自覚することが大切。
知っているのと知らないのでは、その差は歴然です。
部活を引退してしまった以上、受験生時代にカロリー消費量を減らすのはなかなか難しいもの。
運動したくてもそんな時間も体力も勿体ないし、通学電車だって座席に座りたいですよね。
痩せたくてジョギングしても、疲れて勉強できずに寝てしまったらそれこそ本末転倒。
なら、カロリー消費量を減らすことを意識して生活してみましょう。
スポンサーリンク
簡単に食べられるものに頼りがち
夜遅くまで勉強する受験生が夜食を用意したくても、自分で作る時間ももったいないですよね。
自分で料理を作るくらいなら、簡単に食べられる菓子パンやカップラーメン、コンビニで売っているパスタに手を出したくなるはずです。
しかし!
その簡単に食べられる食べ物が、ダイエットを難しくしている犯人かもしれません。
小麦粉に含まれているグルテンが曲者
昔から菓子パン大好きでやめられなくなってはいませんか?
パンやパスタ、ラーメンなど粉ものに限って食べすぎては後悔していませんか?
あれは小麦に含まれるグルテンの仕業です。
小麦製品に含まれるグルテンは食欲を増進する効果があり、余計食べすぎになりやすくなってしまうのです。
またグルテンには依存性があるので、一度食べて満足してもまた食べたくなってしまう、俗に言う「クセになる」という現象が起こります。
ニコチンやカフェイン依存に似ています。
夜食を摂る時は、和食系のメニューがおすすめ。
菓子パンやラーメンではなく、ご飯を中心にした昔ながらの和食メニューにしましょう。
魚料理なら、DHAが脳に良いので一石二鳥です。
うどんはグルテンが含まれているのでNGです。
ついついクッキーに手が伸びて、毎回一箱空にしてしまうそこのあなた。
それ、何度も禁煙に失敗しているサラリーマンと一緒ですよ。
炭水化物だけに栄養が偏ってビタミンやミネラル不足になる
簡単に食べられるコンビニ弁当、カップラーメン、菓子パンなどにはビタミンやミネラルがほとんどありません。
ビタミンやミネラルが足りないと代謝が悪くなってしまい、痩せにくい体になってしまいます。
緑黄色野菜に含まれるビタミンが足りなくなるため、特に野菜が嫌いな人は要注意。
解決法としては、栄養のあるメニューを作ってもらうこと。
これは母親の協力が不可欠なので、食事作りをお願いしてみましょう。
夜食は夕食の残り物でも良いですよ。どうしても厳しいなら、ドラッグストアに売っているサプリメントを有効活用しましょう。
ビタミン、ミネラル不足は太りやすくなるだけでなく健康や美容にも良くない、脳の機能も落ちるなどの弊害があります。
試験当日にベストコンディションで臨むためにも、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
肌が荒れるだけで済むならまだしも、第一志望校の受験当日に体調不良で実力を発揮できなかったり、脳の機能低下で思うように結果を残せず不合格になってしまったら悔やんでも悔やみきれませんよ。
そもそもやけ食いしか楽しみがない
ここまで読んだ読者は「それで痩せたら苦労はしないんだよ!」と思われたことでしょう。受験生のダイエットを一番難しくしている「ストレス」という存在を忘れてはいけません。
受験生のストレスは、決して合否のプレッシャーだけではありません。
おかれている環境自体がストレスフルであるため、行き場をなくしたストレスや欲求不満を食べることで埋め合わせるケースが後をたたないのです。
受験勉強を頑張る仲間がいれば良いですが、友達が進学をしなかったり内部の大学に進んだりであまり勉強していない場合、遊びの輪に入れなくなればどうしても距離ができてしまいます。
楽しく遊んでいる友達のSNS投稿を見たり、学校で休日の話題についていけなかったりすれば、周りに取り残されたような寂しい気持ち、疎外感を感じてしまいますよね。
塾通いをしていれば夜まで授業で忙しく、見たいテレビ番組も我慢しなければいけません。
下手をすると帰りは終電、学校と塾の両方の教材が詰まった重たい鞄を背負って満員電車に揺られなければいけません。
先生やクラスの人など、塾の人間関係にも悩まされることもあります。
家に帰れば、お金を出してくれる両親からのプレッシャーもあります。
それで趣味の時間もなく楽しみの部活も引退、習い事は休会や退会を余儀なくされてしまい、下手をするとスマホや携帯さえ制限をかける。
こうなると、もはや残された楽しみは食事しかなくなってしまいますよね。
勉強、人間関係、長い通学時間、やりたいことの我慢。
これらの様々なストレスの矛先が全て食欲に向かったら…恐ろしいことになりませんか?
これを完全に解決することは、はっきり言って不可能に近いです。
合否のプレッシャーだけはどう頑張っても受験が終わるまで消えませんし、ネットや趣味の制限も両親の方針や家庭環境によるところが大きいからです。
ならばせめて、愚痴の吐き出し場だけは最低限残しておきましょう。
友達に愚痴をこぼすのもいいですが、もともとの性格的にできない人、人間関係の悪化を恐れてネガティブ発言ができない人も多くいるでしょう。
SNSで専用のアカウントを作って愚痴を吐くもよし、誰にも見られたくなければノートに書きためてもよし。
大事なのは、自分1人だけで溜め込みすぎないことです。
まとめ
人生を賭けた勝負である大学受験の時期なら、ダイエットは二の次になっても仕方ない!
そうお思いの方も多いでしょう。
しかし、よく考えてみて下さい。
せっかく第一志望校に受かっても受験シーズンにぶくぶく太って、若さもあって私服で通学できる一番オシャレを楽しめる時期に着られる服が限られてしまったら悲しくないですか?
進学後に受験生時代遊べなかった分を取り返すなら、思いっきりオシャレしたいですよね。
正直言って、受験生にできる効果的なダイエット方法はあまりないといえます。
そもそも、運動に費やす時間が勿体ないですからね。
それでも太ってしまう原因を知って、対策を考えるだけでも結果はぐっと違ってきますよ。