ダイエットが原因で肌荒れに!?【原因と対策を徹底解明】
更新日: 2018年11月03日
ダイエットを始めたら肌が荒れ始めた…なんて経験をしたことはありませんか?
今までずっとキレイな肌だったのに、急に吹き出物が出始めた。なんだか肌がくすんでる。それはダイエットが原因かもしれません。
ダイエットと肌荒れの因果関係と、ダイエット中の肌荒れを防ぐ対策についてみていきたいと思います。
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肌荒れの原因1:食事制限による栄養不足
手っ取り早く痩せる方法はやはり食事制限になります。
しかし、ただ単に食べる量を減らしているだけでは栄養バランスが崩れ、体調を崩しやすくなるし、肌荒れの原因にもなります。
人間は摂取する栄養が減った場合、生命維持に関係のないところに栄養が行き渡らなくなっていきます。
食事を減らして摂取する栄養が減ることで、肌に栄養が行き渡らなくなってしまい、肌荒れの原因となるのです。
また、最近流行している炭水化物ダイエットが原因で肌荒れを起こすケースもあります。
炭水化物に含まれる糖質がなくなると、糖質の替わりにタンパク質がエネルギー源として消費されるようになります。
タンパク質はみずみずしい肌を保つために重要な栄養素です。タンパク質が肌に行き渡らなくなることで肌のターンオーバーが乱れ、肌の老化の原因となります。
さらに、炭水化物に比べるとタンパク質で消化をするのは胃腸に掛かる負担が大きくなります。その結果腸内環境が悪くなり肌荒れに繋がることもあります。
腸内環境と肌荒れの因果関係については後程触れていきます。
肌荒れの原因2:ダイエットのストレス
肌荒れの原因と言えばストレスです。よくストレスが溜まるとニキビができやすくなる人がいますよね。
ストレスが溜まり過ぎて自律神経が乱れると、肌に必要な栄養素が送られにくくなり、ターンオーバーが乱れ肌荒れの原因となります。
「ダイエット中だから我慢しなきゃ!」と自分を追い込んでいませんか?
ダイエット中のイライラした気持ちがある日爆発して、ドカ食いに繋がることも少なくありません。ドカ食いに肌荒れと、ストレスの溜まるダイエットは本末転倒の結果を招きかねない良くないダイエットです。
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肌荒れの原因3:便秘
ダイエットを始めてから便秘になった人は、おそらく食事制限をされているのではないでしょうか。食事の量を極端に減らしたり、朝食を抜いたりすることによって便秘になることがあります。
では、何故便秘が肌荒れの原因になるのでしょうか?
便秘になると身体に有害物質が溜まります。そして身体に溜まった有害物質は腸から吸収されて血液中に溶け込んで全身に行き渡ります。
有害物質の排出にエネルギーが使われることによって、肌細胞の働きだけでは肌の新陳代謝が追い付かなくなるのです。これが肌荒れの原因です。
また、栄養バランスが崩れることによって腸内環境が乱れ、体内に老廃物が溜まってしまい肌荒れに繋がることもあります。
食事制限はダイエットをしていく上で必要なことですが、間違った方法だと肌荒れにも繋がるし、体調を崩してしまう恐れがあるので注意しなければなりません。
肌荒れ対策1:バランスの良い食事を心掛ける
ダイエットと食事制限は切り離せない関係にありますが、食べる量を減らすだけの食事制限は肌荒れの原因となり、体調を崩す原因にもなります。
ビタミンを摂取
特に、ビタミン不足に陥ると肌が荒れやすくなります。
食事の量を減らす際にビタミンA・B・Cが減ってしまわないよう注意しましょう。これらのビタミンは主にフルーツや野菜に多く含まれています。
お肉は食べても良い
「ダイエット中はお肉を食べない方が良い」と思っている人が多くいますが、タンパク質のもとになるお肉を全く食べなくなってしまうと肌が荒れやすくなってしまいます。
牛肉や豚肉は時々食べる程度にして、主に鶏肉を食べるようにすると低カロリーで効率よくタンパク質の摂取ができるのでおすすめです。
炭水化物を減らし過ぎない
そして先述の通り、炭水化物を抜き過ぎないように注意してください。
炭水化物ダイエットを行っている場合は仕方がないのですが、このダイエット方法はやり方を間違えると体調を崩す危険が極めて高く、お肌に影響が出る副作用があることでも知られています。
それほど炭水化物を抜くことは肌荒れに直結しやすいのです。
肌荒れ対策2:我慢の少ないダイエットを選ぶ
食べるのが大好きな人は運動中心のダイエットを、運動が苦手な人は食事制限中心のダイエットを、そんな風に自分にとって我慢の少ないダイエットを選ぶ「工夫」でダイエットのストレスを減らせます。
運動が辛かったら、ながらでもできる楽な運動に切り替えてみたり、食事制限が辛かったら身体を動かす機会を増やしてその分食べて良いことにしたり、ダイエットを長続きさせるための工夫を自分なりにしてみると良いでしょう。
肌荒れ対策3:朝食は抜かない
ダイエットのために朝食を抜く人は多いかと思いますが、朝食を抜くことで腸への刺激がなくなり便秘に陥りやすくなってしまうのはご存知でしょうか。
便秘は肌荒れの原因にもなれば、ダイエットを滞らせる原因にもなります。
ダイエット中でも必ず朝食は摂るようにしましょう。
肌荒れになってしまったら…
ダイエットを始めたことがきっかけで肌荒れになってしまったら、まずはダイエット方法を1から見直す必要があります。
食事制限をしていた場合
栄養バランスに偏りがないか確認しましょう。
ビタミン不足・タンパク質不足・炭水化物の抜きすぎなどが原因になり得るのは先ほど触れたとおりです。
炭水化物を抜くことで大きなダイエット効果が期待できるのも事実ですが、それを行って肌荒れになった場合は自分には合っていないと言う事です。
人間が健康的に活動していくには全ての栄養素が必要です。摂取しなくて良い栄養素というものは基本的にありません。
不足している栄養素に心当たりがあったら、食生活を見直しましょう。
ダイエットがストレスになっている場合
ダイエットのための食事制限や毎日の運動がストレスだと感じたら、そのやり方を見直してみましょう。
例えば、食事制限しているからと言っておやつを食べてはいけないわけではありません。カロリー計算さえできていれば間食だってアリなのです。
ところてん・こんにゃく・酢昆布・ナッツ類などのカロリーの低いおやつならばそんなに影響はありません。
また、ダイエットを短期間ではなく長期間で行うのもストレス軽減に繋がります。
1ヶ月で5キロ痩せようとしたらとんでもない運動量ときつい食事制限が必要になってしまい大きなストレスと付き合わなければなりませんが、半年で5キロ痩せるという風に目標を達成しやすくすることで、ダイエットによるストレスが減らせます。
短期間で痩せたいという気持ちにセーブをかけることでストレスを回避するのです。
便秘になっている場合
便秘になってしまったら、水分をこまめに摂取するよう心掛けてみてください。朝起きたらすぐに水を飲むのも効果的です。
もし食事制限をしている場合は、食事を抜きすぎていないか確認しましょう。度を越えた食事制限をしていると便秘になってしまいます。
ダイエットに必要な食事制限とは、食事の量をただ減らすのではなく、カロリー計算をしながら栄養バランスのとれた食事を摂取することです。
便秘のせいでお腹が痛かったり吐き気がする場合は、便秘薬に頼るのも手段のひとつです。
ただし、便秘薬は癖になると良くないので、便秘が解消されても使い続けたりはしないようにしましょう。
まとめ
ダイエットが原因の肌荒れとその対策についてでした。
便秘になるケースも含め、主に食事制限がきっかけで肌荒れに発展することがお分かりいただけたと思います。
無理な食事制限は健康にも害を及ぼす危険性があるので注意が必要です。
ダイエットを始めてから肌が荒れていると感じたら、それはダイエット方法を見直した方が良いというサインです。