本ページはプロモーションが含まれています

ダイエット魂

痩せたい人を応援するWEBマガジン

「ストレス太り」のメカニズムと回避するために効果的な方法

更新日: 2018年11月03日

ストレスで食べ過ぎてしまう女性

通勤ラッシュ、終わらない仕事の山、毎日の家事、人間関係…などなど、私たちの生活は朝から晩まで、嫌気がさすほどストレスに満ちています。

そして気が付くと、仕事帰りにビール、ラーメン、ポテトチップス、コンビニでスイーツ大人買い…などなど、暴飲暴食をしてはいないでしょうか?

さらに気が付くと、ぷよぷよのお腹に愕然とするという経験はないでしょうか?

今回は、気になるストレス太りについて、ストレス太りのメカニズムと、ストレス太りを回避するための効果的な方法を、しっかりとお伝えしていきます!

スポンサーリンク

ストレス太りとは?ストレスでなぜ太る?

このような記事を書かせていただいている私自身、ストレス太り常習犯です。
特に私の場合、深夜のラーメンがやめられません。あの罪悪感、背徳感、それでいてストレスが流されていくあの感じ。太るとわかっているのにやめられず、それでいて次の日、体が重くて憂鬱になるのですよね。

このようなストレス太り、実は「ストレスが溜まっているから食べて発散しよう!」という単純なものだけではないのです。以下のように、ホルモンが影響してくるのです。

というのも、人間の脳がストレスを感じると、所謂ストレスホルモンである「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。

ストレスホルモン コルチゾール

人は、交感神経が興奮した環境にあると、「アドレナリン」というホルモンが分泌されます。このアドレナリン、ストレスを感じ始めると同時に分泌され始めるのです。

もっとも、これは一時的なものであることから、問題はありません。
怖いのは、ストレスに長時間さらされると、アドレナリンの分泌が収まるかわりに、「コルチゾール」が分泌されることです。
この「コルチゾール」、「副腎」と呼ばれる、腎臓の上の臓器から分泌されます。そして、分泌され続けることにより副腎が働き続けることから、「副腎疲労」という状態がおこります。

つまり、ストレスを受け続けると、「副腎」という体内機能までもが疲れてしまう、というわけなのです。

この副腎疲労は、ホルモンの分泌に影響を与えます。具体的には、生理不順を引き起こしたり、更年期障害やPMSを悪化させたりします。
それだけではありません。副腎疲労により、成長ホルモンである「セロトニン」の分泌を減らします。

体内時計と睡眠 セロトニンの分泌

このことから、夜眠れなくなる、熟睡できないなどの症状を引き起こします。そして、成長ホルモンは入眠後3時間ほどで活発にはたらき、体の代謝を上げて体脂肪を燃焼させる効果を有します。
それにもかかわらず「セロトニン」の分泌量が減る、夜眠れないことで、代謝が悪い体になってしまい、エネルギー消費効率も悪い、「太りやすい」体になってしまうのです。

ストレス太り回避には副腎疲労を悪化させない

ストレス太りを防ぐには「ストレスをなくすこと」が一番であることは自明なのですが、この現代社会、なかなかストレスをゼロにすることは難しいですよね。

そこで、副腎疲労を回復し、ストレス太りを撃退するためのダイエット方法をご説明していきます。

まず大切なのはこの3つのキーワード、「自己管理」「生活習慣」「栄養」です。

運動で気分も体も爽快に!

まず「自己管理」から。

ストレス解消には、運動が効果的です。
というのも、運動により「βエンドルフィン」という脳内ホルモンが分泌されます。これは「脳内モルヒネ」とも呼ばれるもので、痛みを和らげたり、快楽を感じさせてくれたりするものです。長時間ランニングを続けると「ランナーズハイ」という状態になりますが、これもβエンドルフィンの働きによるものです。

気持ちよく走る ランナーズハイの人

そして、運動によってβエンドルフィンが分泌されることで爽快感を得ることができ、これがストレス解消につながります。

さらには、運動をすると副交感神経が優位に働くのでリラックス効果があるとともに、深い眠りにつきやすくなります。

生活習慣を見直そう

副腎は臓器ですから、やはり日々の生活、食事からケアをしてあげることが副腎疲労回復のカギとなります。

まず食事については、炭水化物(糖質)をコントロールすることが重要です。糖質を摂取するとインスリンの分泌が高まります。

炭水化物ダイエットをする女性

耳にすることも多いインスリンですが、これは膵臓で作られるホルモンの1つで、血糖と秤のように釣り合ってバランスを取り、血糖値の上昇を抑えるものです。
したがって、人体には必要なホルモンなのです。

しかし、インスリンを摂取しすぎると、「コルチゾール」の分泌を低下させてしまいます。そのため、副腎はさらに「コルチゾール」の分泌量を増やそうとして活動するため、結果として副腎疲労が悪化してしまうことになります。

このことから、炭水化物や砂糖の摂りすぎは避けましょう。

栄養をしっかり摂ろう!

そして、副腎疲労の回復には栄養も必要です。

まず重要なのは、栄養の代表選手、ビタミンCです。

ビタミンCの豊富な食品

副腎がストレスを感じ、その結果コルチゾールを過剰に分泌すると、それに比例して体内のビタミンCも多く消費されます。

これは、ビタミンCがコルチゾールの過剰分泌による身体の酸化を防ぐ働きをしているため、副腎疲労の方は、慢性的にビタミンCが枯渇しているからです。

このことから、ビタミンCをしっかり摂取することによって副腎疲労を軽減することができるというわけです。

3つのキーワード、「自己管理」「生活習慣」「栄養」を意識して、副腎疲労を回復、悪化させないことが、ストレス太りに効果的にアタックするためのポイントです。

スポンサーリンク

無性に食事がしたくなる!ストレス太りのおそろしさ

ストレスがたまると、普段の食事量では満足できない、食べる量が増える…これも、「ストレス太り」なのです。そしてその理由は、「脳」にありました。

すなわち、脳はストレスを感じると興奮します。
そして、それにより「ドーパミン」というホルモンが多く分泌されるようになります。このドーパミン、摂食中枢に働きかけ、食欲を増大させる作用があるのです。

暴飲暴食を止められない女性

このことから、ストレスがたまると無性に食事をしたくなり、結果として太りやすくなってしまう、というわけなのです。

さらに、ストレスを感じることで「レプチン」の働きが鈍くなります。
レプチンとは、満腹中枢を刺激し、食欲を抑えてくれるという働きをします。

しかしこれが正常に働かないと、いつまでたっても満腹中枢が満たされず、どれだけ食べてもお腹がいっぱいにならず、結果としてついつい食べ過ぎてしまい、太る原因を作ってしまうことになります。

ストレス太りを食い止める!効果的な対策は?

ストレス太りは、ストレスを感じることで精神面にも影響を与えますし、太る原因にもなるなど、いいことは何もありませんよね。
そこで、ストレス太りを防止することが必要です。

具体的には、まず上記で紹介した3つのキーワード、「自己管理」「生活習慣」「栄養」をしっかり守り、副腎疲労を回復することが大切です。

次に、やはりストレスを解消していくことが必要です。
そうはいっても、なかなかストレスをうまく逃がせず、ため込んでしまう方は多いのではないでしょうか。

そこでおススメしたい、簡単かつ効果的なストレス解消法が、深呼吸です。

 青空の下で手を広げ深呼吸する人

深呼吸をし、体内に深く酸素を取り込むことで、「セロトニン」が作られます。
成長ホルモンとして、既に上記で簡単にご紹介したセロトニンですが、これは私たちの心身の安定を保つ効果も持っているのです。したがって、これを体内で作ることによってストレスを減らすことができます。

自分の趣味や好きなことに時間を使うなど、みなさんそれぞれにストレス解消法があると思います。しかし、なかなか日常に追われてその時間が作れず、ストレスばかりが蓄積されていってはいませんか?深呼吸ならばその場で簡単にでき、リフレッシュにもなるのでおススメです。

関連記事

深呼吸で体のなかから美しく!深呼吸ダイエットを徹底解明

まとめ

いかがでしたでしょうか。
「ストレス太り」、巷ではよく耳にする言葉ですが、本当にストレス太りは存在しました。

そして、ストレス太りを防いでダイエットをするためのポイントは次の3つです。

  1. ストレス太りは、体重の増加だけではなく、様々な病気を引き起こす原因にもなる
  2. ストレスによる副腎疲労を悪化させないためにも、3つのキーワード、「自己管理」「生活習慣」「栄養」が大切
  3. ストレス太りを防ぐためには、ストレス解消が重要、そしてそのためには、深呼吸が効果的

体重の増加だけではなく、様々な病気を引き起こす原因ともなるストレス太り。侮ることなく、しっかりストレスを解消して、体も心も健康でスリムになりましょう!