専門家が教える!耳つぼダイエットで効果的に痩せる方法と成功の秘訣
更新日: 2018年11月03日
あなたは、これまでどんなダイエットに挑戦してきましたか?
糖質制限ダイエット、酵素ダイエット、断食(ファスティング)など様々な方法が世の中に溢れています。
そこで、私が経験した耳つぼダイエットについて専門的にまとめただけでなく、私のみてきた方が、耳つぼダイエットで食欲をコントロールしている例を挙げ、誰でも簡単に自分で取り組めるような内容にしています。
私は、鍼灸師の資格を持つパーソナルトレーナーをしております。ダイエット専門でこれまで1000人以上の方の体を変えてきました。もっと多くの方にダイエットについての正しい知識を知ってもらうため、今回、本記事を執筆いたしました。それでは、本題に入っていきましょう。
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痩せるには、摂取カロリーを減らす
もちろんのことですが、痩せるためには、摂取カロリー(食べる量)を減らす必要があります。カロリーを自分でコントロールするには、食欲について知っておかなければならないことがあります。
一般的に、体重1キロ落とすには、7200Kcal消費しなければなりません。簡単に言うと、お茶碗のごはん30杯以上を減らす必要があります。これを踏まえた上で、食事のバランスを維持しつつ、全体のカロリーを減らしていくことが大事です。
また、食事を減らすにも、健康的にを重視し、1ヶ月で2キロ程度の減量を目指して取り組むことです。
耳つぼダイエットは、短期間で数キロ痩せたい人には、不向きな方法ですが、長期的(3ヶ月から半年)で健康的に痩せたい方には、ピッタリな方法だと考えられます。
また、耳つぼダイエットは、その食欲をコントロールできる唯一の方法だとされています。これは、脳科学、医学的にも証明されていることです。
つまり、科学的根拠にのっとったダイエット法であり、食欲を上手にコントロールすることが出来、ストレスレスでダイエット生活が送れるのです。それでは、なぜ耳つぼダイエットが効くのか?説明していきますね。
耳に通る神経は、聴覚だけでなく、食欲にも関係する
耳つぼとは、名の通り耳にあるツボを指し、耳全体に点在してあります。耳の裏や付け根、耳たぶの裏、眼と耳の間の窪みなど多くのツボが存在します。
本来、耳つぼはダイエットの為ではなく、顔面神経麻痺や脳卒中、頭痛など頭部の怪我などに使われていました。しかし、近年では科学の進歩により耳つぼは、脳神経に直接刺激を与えられるとされています。
耳の付け根を指で押してみてください。痛みが出るところや頭まで響く場所があります。耳つぼは、このツボがおススメというものはなく、痛みや頭に響くツボを選び、指や棒などで刺激することが重要となります。
また、耳の周辺には多くの脳神経が通っており、食欲中枢を支配する場所に通じていたり、交感神経(戦闘モード)や副交感神経(リラックスモード)を調整しているので、ダイエット時のイライラや必要以上の空腹感を抑え、過食を未然に防ぐことが出来ます。
では、これらがどのように食欲をコントロールしてくれるのか説明していきますね。
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空腹感を抑えるには交感神経を高めればいい
あなたは、忙しく動いている時や激しい運動をしている時に、空腹感を感じたことはありますか?おそらく、感じたことがない人がほとんどです。
反対に、リラックスしている時や、テレビを見ている時、スマホをいじっている時などにお腹が減ってきます。この時は副交感神経が高まっています。
食欲を抑えるコツは、交感神経の働きを短時間で高め、副交感神経の働きを抑えることがカギを握ります。
では、お腹がすいたからと言って外に飛び出しランニングをしたりすることはまずできないですよね。そもそも、ダイエットをしたい方は、運動が苦手な方が多いものです。
それでは、どうやって交感神経を高めればよいのでしょうか?
それが耳つぼ刺激なのです。
交感神経は、激しい運動をしている時だけでなく、痛みを感じている時に優位に働きます。つまり、耳つぼを刺激することで脳が痛みとして捉え、空腹感を感じにくくさせる神経回路につないでくれます。
これによって、空腹感を紛らわすのではなく、空腹感を脳レベルで抑えることが出来ます。したがって、食欲を我慢する必要がないのでストレスを感じにくく、ダイエット中の誘惑やつい食べ過ぎてしまうことは激減していきます。
このようにして、耳つぼは交感神経を簡単に高めることが出来、簡単に食欲をコントロールすることができるので、なかなかダイエットが上手くいかない方や、食事を無理に制限したくない方にとって、最も有効的な方法の一つだと考えられるのです。
耳つぼダイエットの効果やなぜ痩せるのか?知っていただけたと思います。では、次に実践編に入りましょう。実践編では、耳つぼ刺激のコツについてです。
どこを刺激するのか?よりどうやって刺激するのか?が重要
よく、ダイエットに効くツボを聞かれますが、人それぞれ十人十色、痩せやすいツボは異なります。つまり、どこを刺激すればいいのか?はそこまで重要ではありません。重要なのは、「どうやって」です。
しかし、どうやって刺激をするのか?の前に代表的なツボをお教えします。
耳つぼによく使われるのは、便秘点、神門、胃点、肺点、渇点・飢点、脳点、内分泌など様々あります。
- 便秘点:便秘点は耳の神門の少し前方。耳のふちの内側に位置します。
- 神門:神門は対輪上脚と対輪下脚の分岐点に位置します。
- 胃点:耳輪脚頭の周囲。
- 肺点:耳甲介腔中央で耳珠の凹み部分に位置する。
- 渇点・飢点:耳珠のほぼ中央、2か所凹部で上が渇点、舌が飢点。
- 脳点:耳たぶの上の隆起している辺。
- 内分泌:耳甲介腔の下方、耳穴下の切込み部。
詳しくは、耳つぼで検索すれば様々な耳つぼを知ることが出来る。
ここでは、全て紹介できないが、上記で挙げたツボを一つずつ押し、痛みが出ているツボ、頭に響くような刺激があるツボを中心に刺激をしていくべきだろう。
では、どうやっての部分を説明していきますね。
痛みが出るか出ないかぐらいの刺激がおススメ
よく、やってしまうのがグイグイ押してしまうことです。耳つぼは、痛みが出るか出ないかぐらいの力で押すことが望ましいです。なぜなら、強く押してしまうことで、かえって脳がストレスを感じ、食欲を高めてしまう可能性があるからです。
痛みは時に交感神経を適度に高めてくれるものですが、痛みが強すぎることで耳つぼダイエットに失敗する人も出てきます。
また、痛みを常に一定に保ちながら行うことで、食欲を抑えることだけでなく、便秘解消や胃の調子を整えてくれたり、お肌のコンディショニングを維持・向上することが出来ます。短期的に効果が出るものではありませんが、継続した刺激によって高い効果は望めると思います。
これまで、私が見てきた方は、頭痛や腰痛の改善と合わせて耳つぼを行ったり、運動の効果を高めるために耳つぼを用いることで、耳つぼをしなかった方と比べて、効果が出るタイミングが早く、他の痛みが解消されるのも早いのです。
効果が期待されるベストの刺激は、押していて心地よい、気持ちいいぐらいです。これは個人差があるので、継続しながら少しずつ押し方や強さを調整しながら行うと良いですね。
耳つぼダイエットの弱点
しかし、耳つぼダイエットにはメリットばかりではありません。反対にデメリットもあります。その一つが、刺激を止めてしまうと、空腹感を感じやすくなることです。
ツボ刺激は、継続的に押すことが望ましく、効果も変わってきます。そのため、耳つぼダイエットを本格的にされる方は、市販の耳つぼシールか、鍼灸院で耳つぼ専用のハリをしてもらうことがおススメです。
耳つぼは、食欲をコントロールできる唯一の方法ですが、その効果もきちんと行わなければ、持続時間は短いのです。最低でも、ダイエット開始後1ヶ月間は刺激を継続して行えるようにしておくことがこの耳つぼダイエット成功の条件だと考えられます。
また、自分の指や棒で押し続けるとなると手がふさがり、食事や仕事どころではなくなるので、手がふさがらないような工夫をする必要があります。
終わりに
耳つぼダイエットについて最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
これまで、耳つぼダイエットはメディアに出たりしてはいますが、実践されている方は少ないように感じています。
今取り組んでいるダイエットと並行して行うものアリですし、これからダイエットを始める方にとっても耳つぼダイエットを簡単に始められるように書いてきました。
あなたの体が、理想の体になるために、ぜひ耳つぼダイエットを活用して、ダイエットを成功させてみてくださいね。